ふみゃあ。朔太郎にゃ。
この頃、僕の日課にひとつ、増えた行動があるのにゃ。
それはね、かたずけてあるゲージを覗きに行くことにゃの。
今、ゲージは棚の一番上に乗っているんにゃけど、そこまでわざわざ上っていって覗き込むんにゃ。
僕がそんなことをし出したのは、そう、つき猫と姫猫がいなくなってからのことにゃんだ。
お母さんが見ていると、一日に二三度、必ず覗いて確認しているのがわかる、って。
「寂しいのかなあ。」ってご主人。
「どうかな。まだあそこにいるような気がしているんじゃない?」とはお母さん。
「まあ、また現れておっぱいをねだられちゃ、たまらない、っていうの藻ありかな。」お母さんは笑って言うんにゃ。
「まだ臭いが残っているんだろうしね。」
ふん。僕の気持ちが分かってたまるか。
そりゃあ、うざったくて、ちっこくて、邪魔くさくて…、可愛くて…。
にゃあ!いなくなって清々してるんにゃ!寂しくにゃんかにゃい!
ご主人も独り占めできるし、お父さんの関心も独り占めできる。
にゃ。良いことばかりにゃ。ふん。
でも、ご主人が頭を撫でながら言うにゃ。「背中に哀愁が漂っているよ。」
にゃあ。人生に色々あるように、猫生にも出会いと別れがつきもの、ってか?
僕も大きくなるにつれ、色々経験を積んで行くんにゃなあ。
寂しくにゃんかにゃいもん…。
黒猫日記97
にゃ。朔太郎にゃ。
お父さんが夜仕事の時には、お母さんはお夜食を作って大皿に乗っけておくのにゃ。
お父さんがお腹を空かせて帰ってくるから、簡単に食べられるように、ってわざわざワンプレートにしておくんにゃって。
小さめのおにぎりさんとおかずのセットにゃんだ。
いつも思うんだけど、どうしてお父さんのお夜食は、僕の大好物ばかりで美味しそうにゃんだろう。
お母さんが台所に立っている時点でそれは、とっても美味しそうなにおい…。
鶏の唐揚げでしょ、ウィンナーでしょ、肉団子でしょ、それに今日はおにぎりさんじゃなくて五目おいなりさん。
にゃあ。涎が出てきちゃう。
ついつい伸び上がってテーブルの上を覗いて見ていたら、ご主人に首根っこを捕まれて怒られてしまったにゃ。
いーにゃん。見ているだけにゃんだから。
って膨れていたら、お母さんがウィンナーを一つくれたにゃ。ラッキー。
でも、このウィンナーったら、僕に食べられたくにゃいのかな、ころころってよく転がって逃げまくるのにゃ。
追っかけて捕まえてまた逃げられて、にゃんて遊びながら美味しくいただきましたにゃ。
そのうちに夜中になって、お母さんもご主人も寝ちゃって、僕は一人でテーブルと睨めっこ。
でも、寝る前にご主人に「つまみ食いしたら許さないよ!」って釘を刺された手前、お皿に手を出したら明日が怖い…。
仕方にゃいから、お父さんが戻ったら分けて貰おう、と思い決めて、僕もご主人の足下でしばし睡眠。
お父さんは思ったより遅いお帰りで、朝の四時だったにゃ。
いち早く僕がお迎えに出ると、お父さんは喜んで頭を撫でてくれたにゃ。
そんなことより何かちょーだい、ってお父さんに訴えても、お父さんには解らないんにゃ。
それに、時間が時間にゃものにゃから、お父さんもかなりのおねむ。
それでも大好きなビールは欠かせないのか、くーっと一本空けると、ほとんど手つかずのお皿にラップしてさっさとお布団へ。
僕は肩すかしを食らった格好で取り残されたにゃ。
かといって、勝手にお皿のものを食べるとご主人に怒られる…。
僕は、すごすごとまたご主人のお布団に向かったのにゃ。
朝、一番に起きたお母さんに、かりかりを貰ったけど、お腹がいっぱいになっても僕の気持ちはお父さんの食べ残しに向いたままだったのにゃ。
一遍狙いを付けたものは食べないと気が済まない僕なのにゃ。
そのうちにご主人が起きてきて、僕がつまみ食いをする隙が、ますますなくなっていく…。
にゃあ。でも諦めるもんか。
じいっと我慢して好機を狙っていたら、お母さんは病院へ、ご主人はお洗濯へ。
やったー!僕はテーブルに飛び乗って、ラップに爪を立てて破ると、美味しそうなおいなりさんの皮をカプリ。
にゃあ。やっぱり甘くて美味しい!中身に目もくれず皮だけを一枚全部食べ終えた時…。
「こら!さくにゃあ!」
声と一緒にスリッパも降ってきたにゃ。
「あーあ。やられた。」ご主人の呟きを尻目に僕は一目散に逃げ出す。
美味しくてスリリングなひとときでした。にゃんにゃん。
黒猫日記96
ふみぃ~。朔太郎にゃ。
ご主人が一日おうちを空けなくちゃいけないとかで、つき猫を姫猫が貰われていったお友達のところで預かってもらうことにしたんにゃって。
それで朝からつき猫をゲージに入れて、みんなでお出かけしちゃったんにゃ。
僕は久しぶりに独りぼっち。
にゃんだか寂しいやらほっとするやら…。
とりあえず、ひとりっきりになったおうちでお留守番。にゃんだか時間が長いにゃあ。
午後になってお母さんだけ帰宅。ふにゃあ。ご主人じゃなかった…。と少しがっかりしていると、それを見透かされてお母さんに手荒く頭を撫でられたにゃ。
「残念でしたね、ご主人様じゃなくて。」
どうしてお母さんは僕の気持ちを見抜くことが出来るのかにゃあ?
まあ、誰もいないよりはいいか、って少し撫でて貰って、つき猫のいない時間をのびのび。
やっぱりちびさん達と一緒にいることは、僕にとってストレスになっていたのかにゃあ。
にゃんて考えながら、のんびりお昼寝してリフレッシュ。
夕方、ご主人の帰りを待ちかねていたら、いきなりお客さん。
扉の影から様子を窺っていると、どうやら姫猫を貰っていったご主人のお友達にゃ。
聞くともなしに話を聞いていると、つき猫が貰われてしまったらしいのにゃ。
はにゃあ?にゃんだか急な話だにゃあ。
飼い猫に死なれて寂しがっていた人が偶然訪ねて来て、つき猫を見て一目惚れして連れて帰っちゃったんにゃって。
話を聞いていたお母さんも、よかったとは思いながらも戸惑ったみたいにゃ。
いざとなったらここのおうちの猫になっていたはずのつき猫は、そうして無事に貰われていってしまいましたにゃ。
にゃんだか台風一過、って気分の僕なのでした。にゃんにゃん。
黒猫日記95
にゃお。朔太郎にゃ。
つき猫におっぱいをせがまれるのは、男の僕としては鬱陶しいことこの上なくて、つい猫パンチが出てしまうのにゃ。
でも、決して本気なんかじゃないんにゃよ。
ちゃんと爪は引っ込めてあるし、勿論手加減もしているにゃ。
それでも「大人げない。」ってご主人に怒られるにゃ。
僕は多分、兄弟と一緒に捨てられていたはずなんにゃけど、拾われた時にはただ一匹だけになっていたし、このおうちに来てからは、実体のある猫としては僕だけだったにゃ。
にゃから僕は、他の猫さんと共同生活する術を知らないんにゃよ。
それが突然、小さい猫、それもまだおっぱいを欲しがるような奴と同居、なんて僕にどう対処しろって言うんにゃ?
おまけに大好きなご主人の愛情まで取られかけているし。
んにゃあ。僕は平穏な日常を返して欲しいだけにゃ。
にゃけど、つき猫は無邪気にすり寄ってくるし、逃げても追いかけてくるし。
にゃあ。ちょっとばかし途方に暮れている僕なのでした。にゃん。
黒猫日記94
ふみぃ。朔太郎にゃ。
新入り子猫はとりあえず、女の子の方がお試しお泊まりに行って、きじとら君が僕と残ったにゃ。
お母さんは里子に出すというのにしっかり名前まで付けちゃって、僕には飼う気満々に見えるにゃ。
白黒ぶち子ちゃんは此花佐久耶子姫(このはなさくやこひめ)、短くして姫ちゃん。きじとら君は月夜麿(つきよのまろ)、短くしてつきちゃんにゃって。
お母さんは何にでも名前を付ける癖があるみたいにゃ。
でも、すぐに貰われていくかもしれないにゃんこにまで、よくもまあ名前を付けたがるものにゃ。
さて、僕は子にゃんこ達にどう接していいか解らずにおたおたしちゃっているにゃ。
とりあえず、つき猫一匹だけになって少しだけ気が楽になったかにゃ。
だって二匹して僕の後を追いかけてくるんにゃよ。
お母さん曰く、「さくにゃあのことをお母さん猫と間違えているんだね。」
にゃからなんだね。つき猫も姫猫も僕のお腹目指して一目散にやってきて、お腹をふみふみするんにゃよ。僕は眠いというのにね。
「ほら、ぱいぱいを探しているよ。」ご主人はにこにこ笑っているけど、こっちはくすぐったいし、鬱陶しいにゃ。
大体、僕は男にゃ。おっぱいが出てたまるか。
まだ小ちゃくて、訳が分からんから遠慮してやっているんにゃよ。
そうじゃなかったら、ご主人の愛情を盗む輩としてたたじゃおかない。
にゃんて、ちびさん達の愛らしさに、お父さんもお母さんもご主人もメロメロになっているのは僕にも解るにゃ。
もうすぐ貰われていく、っていうから我慢しているにゃよ。
う~、まったく厄介なことばかり引き起こすご主人にゃんだから、もう。
黒猫日記93
んにゃあ。朔太郎にゃ。
ご主人とお母さんったら、何を考えたんだか、子猫を二匹も拾って来たんにゃよ。
白黒ブチの女の子とよもとらの男の子。
二匹で合計体重一キロ。お母さんの片手の掌に乗るほどの大きさ。
ご近所の道路で車にひかれそうになっていたんにゃって。
一応保護して、里親を捜すとか言っているけど、所詮猫好きの一家にゃ。「おうちの子にする。」って言いだすんにゃないか、と僕は危ぶんでいるところにゃ。
でも、お父さんがはっきり「飼う。」って宣言しない限りはおうちの子に出来ないんにゃって。
このおうちにはこのような可笑しいルールがたまにあるんにゃよ。
まあ、僕としてはあんまり歓迎できない気持ちにゃのは言うまでもないんにゃけど、ご主人のやることに文句の言える立場じゃにゃいし。
でも、お母さんが子猫の面倒を見ていられない今現在、二匹もどうやって育てるつもりにゃんだろう?
僕のトイレのしつけも、お母さんが見ていたんにゃ。
だけど、今回は二匹だし、お母さんは体調不良にゃ。
一体どうするつもりにゃんだろう。
ちびさん達が気に入らないのはさておき、先行きが心配な僕にゃのでした。にゃんにゃん。
黒猫日記92
みぃ。朔太郎にゃ。
人間には守護霊さんといって、背中に何体かの霊を背負っていることを、皆さんは知っているかにゃあ?
それとは別に、猫にはお化けが見えている、ってことは?
この頃の僕としては、悩みの種はいつも先輩猫のれおん君にゃんだ。
この間も比べられてイヤになったお話をしたばかりにゃよね。
それはまだしも、もっと気にいらにゃいのは、ご主人の左肩の上に守護霊さんとして居座っているれおん猫さんにゃんだ。
今日も今日とて、ご主人が一緒に寝ようとお布団に呼んでくれたので、うきうきしながら腕枕で寝ようとしたら…。
ぺしっ!
何もないはずのところから飛んできた猫パンチ。
にゃ!僕は驚いて飛び退いたにゃ。
それはご主人も一緒だったみたい。
「さくにゃあ、どうしたの?」
びっくりお目目になってご主人の左肩を見ている僕に、ご主人も怪訝な顔。
ご主人には自分の肩の上の存在は見えていないんにゃよ。
でも、そこにれおん猫がいるのは、薄々気がついているみたいにゃ。
まあ、今までも僕がご主人と親密にひっついていると必ず、瞬間的に僕が飛び退いて逃げ出す、なんてことがよくあったから、なんにゃけどね。
お母さんにはご主人の肩のれおん君の尻尾とか前足が見えている時があるんにゃって。
だから、僕が何もないところで何かをじっと見ていても納得してくれるんにゃ。
でもご主人は頭からクレッションマークを出すばかりで全然解ってくれないんにゃ。
僕としては実体すらない奴にやられっぱなしではしゃくに障るし、腹も立つし。
反撃したいのはやまやまで、いつかは勝ちたいとも思ってはいるんにゃけと…。
いかんせん敵は最早実体のない存在。
僕がご主人に抱っこされる度に対決を試みるんにゃけど、こっちがいくら睨もうと全然効き目はないし、猫パンチは空を切るばかり。
それなのにあちらさんの猫パンチは確実に僕にヒットするんにゃ。
なんて不公平にゃんだろう。
僕はその痛みにすごすごと引き下がるしかなく…。
ふにゃあ。結局、このおうちに来て一年以上経つのに、僕はれおん猫さんに一度として勝てたことがないんにゃ…。
ぐすん。この分だといつまで経ってもご主人を独り占めに出来ないんじゃにゃいかと、今、すごく危ぶんでいるんにゃよ。
誰か、お化けに勝つ方法を教えてくれないかにゃあ…。
それが今一番の僕の望みなんにゃ。
黒猫日記91
にゃ。朔太郎にゃ。
僕の毛皮が黒い、ってみんな知っているにゃあね。そして、その毛並みのお腹と腋の下に、白い毛が固まって生えているのも、前にお話したにゃあね。
それがどうかしたか、って?
にゃあ。それがね、この頃ご主人ったら、僕の腋の下に手を入れて持ち上げてぷらんぷらんさせるのが好きみたいなんだけど、その度に「おぱんつ見つけた。」って笑いながら、僕の下腹部の白いところをつんつんするんにゃよ。
ふにゃあ。にゃんだか万歳すると僕のお腹の白いところが、まるで白いブリーフをはいているように見えるんにゃって。
しかもそれがビキニタイプ。
「ほら、おパンツ、でしょ?」ってご主人は解説しながら笑いこけてるし。
受けているお母さんも一瞬マジマジと僕の下腹部を見つめて次の瞬間大笑い。
黒地に白だから余計に目立つ、っていうのはあるらしいけど、言われる僕は全然面白くなんかにゃい。
特に「おぱんつ」の「お」が気にいらにゃい。
白毛がパンツをはいているように見えるのは仕方にゃいと、それをからかうのは卑怯な気がするにゃ。
そう思ってご主人に抗議したら、ご主人曰く、「うん、でも、あんまり可愛いものだから、つい、ね。」
にゃあ。ご主人はまたお腹をつんつん。
「さくにゃあのお腹はまん丸くて、そこに張り付いたように白い毛が生えているんだもの。可愛いったらありゃしない。」
要するに僕は、可愛がられているわけ?
にゃー!僕もご主人が大好きにゃけど、面と向かって言われると、照れるにゃあ。
にゃあ。結局、僕とご主人はラブラブにゃのです。にゃん、にゃん。
黒猫日記90
みゃお。朔太郎にゃ。
やっと、やっとご主人が帰って来たにゃ。
あんまり嬉しくて、玄関でお出迎えついでに足に甘えまくっちゃったにゃ。
僕のあまりの歓迎ぶりに、ご主人も呆れていたにゃ。
そしたらお母さんが笑いながら、ご主人のいない間の僕の様子を報告。「結構、大変だったわよ。」
ご主人、再び呆れて、でも僕を抱き上げてぎゅうしてくれたにゃ。
「こら、さくにゃあ。私、ちゃんと出かけてくるよ、って言ったよ。」
ご主人は苦笑。
「れおん君より厄介だよ、さくにゃあは。」ってお母さんの追い打ち。
いーにゃん!にゃって、寂しかったんにゃもん。
僕はついお母さんを睨んでしまったにゃ。
ご主人は僕の頭を撫でながら、「私の留守にも慣れてくれないと…。」
え~!それって、またいなくなっちゃう、ってこと?
にゃー!そんなのイヤにゃ!絶対拒否!
僕はご主人の腕の中で必死に大抗議。
そんな僕の行動をお母さんが見抜いて一言。
「さくにゃあが駄目だって言ってるわよ。」
お母さんは猫の気持ちを言い当てる名人らしいにゃ。
ご主人は苦笑して、僕と真剣に向かい合ってお話。
「あのね、さくにゃあ。私にも都合というものがあるの。お仕事で留守にすることも、お付き合いで留守にすることも、いろいろあるの。さくにゃあには束縛する権利はないんだから、大人しくお留守番してなさい。」
その話には僕は大抗議。僕のご主人である以上、僕にはご主人を独り占めする権利があるにゃ!
そんな僕の意見をご主人は暫く無言で聞いていたけど、やがてお母さんに一言。
「これって、かなりの文句だよね?」
そうにゃんだ。ご主人には僕の猫語が通じないことが多いんにゃ。
「そうみたいね。大体、れおん君と同意見みたいよ。」
お母さんはクスクス笑っているにゃ。
「…。」って、ご主人の感想。
それからため息を一つついて一言。
「何故に白猫と同じことを黒猫も言うかなあ…。」
にゃんだか、僕はむっとしたにゃ。にゃに、それ。僕は僕の意見を言っただけにゃ。白猫なんて関係ないにゃ!
にゃんか、この頃特に白猫れおん君と比べられるようなきがするにゃ。僕は僕にゃのに。
う~。にゃんか、無性に腹が立つにゃ。先輩猫はライバル、にゃのかにゃあ…。
黒猫日記89
にゃん!朔太郎にゃ。
ご主人のいない一日はにゃんだかとっても長い…。
朝起きて、ご主人をいつものように起こしに行くと、お布団は空っぽ。
お布団に乗っかってみても、温もりすらにゃい…。
にゃんだか力が抜けて、呆然と佇んでいたら、お母さんに抱き上げられたにゃ。
「だから、帰って来ないよ、って言ったじゃない。おばかな子だね。」
お母さんは頭を撫でてくれたよ。
しょんぼりしている僕は、いつもの内弁慶の腕白坊主の姿が影を潜めて、見るも哀れなものなんにゃって。
確かに、大好きなご飯がいつもより美味しくにゃい。
大好きな日向ぼっこをしていても、心は浮きたたにゃい。
にゃー。僕ってこんなにもご主人に依存していたのかにゃあ。自分でも驚いたにゃ。
独立独歩が猫の建て前。
それにゃのに、僕はご主人がいないと魂が抜けたよう…。
あんまりぼうっとしている僕に、お母さん曰く、「あら、幽体離脱してご主人のところに行っちゃった?」
にゃー。そんな器用なことが出来るんなら、こんな寂しい思いなんてしてにゃいよ~。
ふにぃ。ご主人、早く帰って来い。
じゃなきゃあ、僕、本当に幽体離脱しちゃうぞ。
って、幽体離脱って何?