にゃおん。朔太郎にゃ。
雨の日は嫌いにゃ。
お外に出てはいけない僕が、唯一ドアの外に出て良いのは、ご主人に抱っこされて、なの。
ご主人の後を追いかけて、追いすがって、それでもせがむとご主人は、時々お外に連れ出してくれるの。
その時のお外の音や臭い。
僕は鼻をひくひく耳をぱたぱたしてお外を満喫するの。
風さんがいろんな臭いを運んできてくれるし、鳥さんの鳴き声も聞こえるよ。
僕にとっては有意義な一時にゃんだ。
ご主人とのスキンシップを図りながら、そうやってお外を満喫するのがこのところの僕の楽しみにゃんだ。
にゃから、どんなにせびっても、ご主人がお外に連れだしてくれない雨の日は嫌いにゃ。
もともと僕ら猫族は水に濡れるのは嫌い。
にゃから雨の日は雨に濡れるからお外は無理。
結果、僕は余計に雨の日が嫌い。
この季節、雨の日が多いよね。
梅雨って言うんだってことぐらい、僕も知っているにゃ。
この雨の季節が終わると、あの暑い夏がやってくるけど、僕は今日もドアの陰からお外を伺い見ながら、ご主人がお外に連れだしてくれるのを待っているんにゃ。