んにゃあ。朔太郎にゃ。
ご主人とお母さんったら、何を考えたんだか、子猫を二匹も拾って来たんにゃよ。
白黒ブチの女の子とよもとらの男の子。
二匹で合計体重一キロ。お母さんの片手の掌に乗るほどの大きさ。
ご近所の道路で車にひかれそうになっていたんにゃって。
一応保護して、里親を捜すとか言っているけど、所詮猫好きの一家にゃ。「おうちの子にする。」って言いだすんにゃないか、と僕は危ぶんでいるところにゃ。
でも、お父さんがはっきり「飼う。」って宣言しない限りはおうちの子に出来ないんにゃって。
このおうちにはこのような可笑しいルールがたまにあるんにゃよ。
まあ、僕としてはあんまり歓迎できない気持ちにゃのは言うまでもないんにゃけど、ご主人のやることに文句の言える立場じゃにゃいし。
でも、お母さんが子猫の面倒を見ていられない今現在、二匹もどうやって育てるつもりにゃんだろう?
僕のトイレのしつけも、お母さんが見ていたんにゃ。
だけど、今回は二匹だし、お母さんは体調不良にゃ。
一体どうするつもりにゃんだろう。
ちびさん達が気に入らないのはさておき、先行きが心配な僕にゃのでした。にゃんにゃん。