にゃん。やったのにゃー!僕のあの忌々しいエリザベスカラーがとれたのにゃ!
昨日、嫌がる僕を引きずって、ご主人が僕を獣医さんに連れて行ったのにゃ。その結果、大分良くなっているから、カラーと包帯を外してもいいって。
まったく、あの邪魔物のおかげで酷い目にあったのにゃ。おこたにも潜れないし、ご主人のお布団にも入り込めないし、トイレの入り口には引っかかるし。危うく漏らすかと思ったにゃ。
そんな事になったらまたご主人に、「お爺が漏らした!」って笑われてしまうにゃ。それでなくても、僕が具合が悪い時は、「老猫介護」とか言って、面倒を見てくれたにゃ。お仕事が介護ヘルパーさんだから、お年寄りの扱いには慣れているんにゃって。でも僕を年寄り扱いするのは止めて欲しいにゃ。まだ僕は若いつもりにゃ!
(いや、じゅーぶんしじいだと思うよ。自分の動作を省みてごらん。by飼い主)
レオン猫の日記43
ふみぃ~。僕ったら情けにやい姿ににゃってしまったのにゃ。
この間プチ家出をした時、怪我した傷が思ったよりも重傷で、ご主人に一日おきに病院に強制連行されるのにゃ。傷が膿んでしまっているので、傷の周りの毛皮は剃られちゃったし、エリザベスカラーにゃんてへんてこな物を着けられちゃうし、お父さんに大笑いされたにゃ。
傷が痛くてご飯も食べられにゃかったから、かなり痩せてしまったにゃ。お母さんがれおん君じゃないみたい、って言っているくらいにゃ。
僕はご主人が心配するのが心苦しくて、おこたの中で大人しく養生に専念しているしかにゃいのにゃ。この間やっとご飯が食べられた時、ご主人とお母さんがすごく喜んでくれたから、僕は早くもと通りになって、もっと喜ばせてあげるのにゃ。そのためなら、どんなに不格好でもじっと我慢猫するにゃ。
(ふうん。良い心がけじゃないの。もう、あまり心配かけないでよ。by飼い主)
レオン猫の日記42
ふに~。今、僕は後悔の真っ最中にゃ。
土曜日に、ご主人への当てつけにプチ家出をしたのにゃ。それはそれでご主人の心配顔を見て気が済んだのにゃけど、僕はその間怪我をしてしまったのにゃ。このあたりの若いボス猫と遭遇してしまって、一撃を食らって慌ててお家まで逃げたのにゃ。
その夜は、ご主人やお母さんの心配した顔を見て、痛みなんて感じにゃかったんにゃけど、朝になったらもう身動きできなかったのにゃ。
こたつの隅にうずくまって動けない僕を見て、ご主人はオロオロ。病気の猫はそおっとしておく、原則にのっとって一日様子をみていたご主人は、我慢しきれなくなって嫌がる僕を病院に担ぎ込んだのにゃ。僕は手っての付け根を噛まれていて、その傷が化膿して熱まで出ていたにゃ。
その他骨折の疑いがあるみたいだけど、あんまり僕が痛がるものにゃから、検査はまた少し痛み止めが効いてから、という事になったにゃ。僕は注射と点滴をされて、また、おこたの中で大人しくしているにゃ。ちょっとご主人に僕の有り難みを思い知らせようとしたにゃけなのに…。
ぐすん。
(心配かけるから罰が当たったんだと思って養生しなさい。もう年が年なんだから無茶は止めてよね。by飼い主)
レオン猫の日記41
にゃ!暖かくなったのにゃ~。
僕は出窓に乗って日向ぼっこの毎日にゃ。
お家の沈丁花も咲いて、空気がほぐほぐいい匂いにゃ。この猫日和にご主人とお昼寝が出来たら、僕はとっても幸せ猫にゃ。
でもご主人は自動車学校とやらでちっとも僕をかまってくれないにゃ。免許が取れたら僕も乗っけてくれるって言っているけど、僕は遠慮したいにゃ。絶対怖いに決まっているからにゃ。
お父さんみたいにハンドル握ると性格変わりそうだし。怒って僕を追いかけ回す時みたいに、ものすごい迫力になられたら、車の中の僕には逃げ場がないにゃ。考えただけでも恐ろしい…にゃ。プルプル。やっぱりさわらぬ神に祟りなし、にゃよねえ?
あのう、れおん君。それってあんまりな言い方だと思うよ。by飼い主
レオン猫の日記40
にゃんにゃにゃにゃーん!やったのにゃ!僕はとうとうやったのにゃ!
ご主人がずうっと「プレゼントねず」と言っていたから、僕は老骨に鞭打ってがんばってみたのにゃ。
この頃天井裏を我が物顔で運動会をしているねずには、僕もかなりかちんときていたのにゃ。毎日パトロールをしながら、いつか見てろ、と機会を窺っていたのにゃ。特にこのねずは用心深かったのにゃ。
僕だってクリスマスかお正月に間に合わせたかったのにゃ。人間界では大切なイベントにゃって事は僕だって知っているにゃ。大好きなご主人のおねだりにゃもの、僕だって聞いてあげたかったにゃ。
にゃけどあのねずはにゃかにゃか僕のハンティングエリアに入ってこないんにゃもの。どーしようもにゃかづたにゃ。
ご主人、はい、これ。遅ればせながらにゃけど、僕のプレゼント。受け取って!
(う・うれしいけど…、出来たら枕元に置くのは止めて下さい。寝起きの心臓に良くないです。by飼い主)
レオン猫の日記39
あ、どーも。れおん猫の飼い主です。
普段れおん猫に言われ放題に言われてますので、たまには反論しようと出て参りました。
え~、れおん猫はいつも、私の事を自分の娘か何かと勘違いしているらしく、私の帰宅が少しでも遅れると、玄関で座り込みして待っています。時代遅れの父親のように。
あれ、止めて欲しいんです。玄関の前に立った瞬間から、家に入って抱き上げるまで、ずうっと文句を言っているんですよ。
私に猫語はよく解らないんですが、「どうしてこんなに遅いの?!」とか、「こんな時間までどこにいたの?!」とか、「誰と一緒だったの?!」とか、言っているんだろうなと思える口振りなんです。
もう、実の父親よりも口ウルサい!こんなんでは私はデートにもおちおち出かけられません。彼氏も作れやしません。このれおん猫の性格、どーにかしてください!
(彼氏にゃんて絶対ダメにゃ! byれおん猫)
レオン猫の日記38
ふにゃ~。寒いのにゃあ。
昨日はお空から白い冷たいものが降ってきて、僕はびっくりしたのにゃ。ご主人様曰く、「これは雪だよ。」
何でこんなものがお空から落ちてくるんにゃろう?鼻の頭に落ちるとものすごく冷たいけど、僕はご主人の胸に抱かれて見る雪は大好きにゃ。
抱っこされていれば寒いのも気にならないし、第一ご主人を独り占めできるにゃ。ご主人も僕の体温で暖かいんにゃって。
にゃんとなく幸せにゃ気分。寒いのが苦手な僕にゃけど、雪見は好きかも。でもどーして雪は、僕の毛皮と同じ色をしているのに、あんにゃに冷たいんにゃろ?僕はこんなにぬくぬくなのに。疑問だにゃ。
レオン猫の日記37
うぎゃお~ん!
ご主人が、ご主人がデートだって!この僕というものがありながら、ほかの男とデートだって!
いくらクリスマスプレゼントにネズミをあげられなかったからってあんまりにゃないか!絶対許せにゃいにゃ!
んにゃ、待てにゃ。あのご主人に滅多に男が出来る訳にゃい。ということにゃ、これは僕に対する嫌がらせにゃ。そーとしか考えられないにゃ。
にゃんだ、ご主人は僕の愛情を試しているだけにゃんにゃ。安心して、ご主人。僕はいつもご主人一筋にゃ♥
あのね、れおん君。残念ながらデートは本当です。しかも相手はしっかり男性だぞ。by飼い主
レオン猫の日記36
にゃにゃ~!大変にゃー!僕の大切な牙が、一本しか残っていない牙がにゃいー!ど・どこにいったんにゃ?僕の気の付かないうちに抜けちゃったの?ひにゃ~。
いくら虫歯になっちゃって、いつ抜けてもおかしくにゃい状態だったからって、あんまりにゃないかあ。
これで僕はまたご主人に「歯抜けじじい」と言われてしまうにゃ。
この間プチ家出をしてから、ご主人の僕に対する態度が冷たいのに、これじゃあ悪口の種を増やすだけにゃないか!それに、どー足掻いてももうねずみはとれにゃい!
「ネズミの取れない猫は役立たずだ。」と言い聞かせられてきた僕にゃ。でも、この屈辱よりもなお、ご主人の「甲斐性なし」の一言が辛いのにゃ。それとも優しく、「年を取っているんだから仕方ないね。」と慰めてくれるかにゃ。
考えが甘いと思うよ。byご主人
レオン猫の日記35
こんにちは。ホームページでお目にかけている猫日記ですが、ご要望にお応えしてマガジン配信することにしました。楽しんでいただけるとうれしいです。
ふみゃ~。ご主人様ったらまだ許してくれないのにゃ。
僕はひたすら反省!しているのに。そりゃあ、クリスマスプレゼントもお年玉もあげられにゃかったけど、ご主人を思う気持ちは誰にも負けにゃいつもりにゃ。
第一、プレゼントはネズミが良い!だにゃんて年寄りで牙も抜けた僕にはもう土台無理にゃ。
だからねえ、いーかげん許してちょうだい!どうかお布団に入れてちょーだい!この寒空に一人で寝るのは寒すぎるにゃ!風邪ひいてくしゃみ連続の僕に愛の手を!