レオン猫の日記75

にゃ。れおん猫にゃ。
お母さんが病院のベットから落っこちたとかで、お父さんもご主人も大騒ぎにゃ。この頃お母さんは、視力も落ちているし、体調も悪いし、ご主人はとっても心配しているにゃ。おかげでにゃんだか僕にはかまってくれにゃい…。お母さんがいにゃいと僕には、いざという時の逃げ場所がにゃいんだけど、そうやってご主人を独り占めしているお母さんはある意味、ライバル?僕は暗殺計画をたてたくにゃっちゃう。今のお母さんなら、割と簡単に転ばせることができるにゃ。骨折して入院して寝たきりになっちゃえ。あれ?そしたら返ってご主人は忙しくて僕にかまっていられなくなる?んにゃ~!ご主人は僕のものにゃ!やっぱりお母さんは邪魔にゃ!僕はどうしたらいいにゃ?

レオン猫の日記74

にゃん。れおん猫にゃ。
ご主人はお仕事で帰って来なかったのにゃ。今度から、夜勤のあるお仕事にゃんだって。僕に出勤の時、「いい猫してなさいよ。」と言い置いて、ぎゅうをしてくれたにゃ。でも僕に、ご主人のいない夜をどう過ごせと言うのにゃ?寂しいにゃ!つまらないにゃ!寒いにゃ!いくらお父さんとお母さんがいようと、僕には物足りにゃい!にゃんでご主人には、僕の気持ちがわからにゃいんだろう?こんにゃに長いこと一緒にいたのに。ご主人にとっては僕にゃんて、必要にゃいのかにゃあ?思い悩んでいる僕に、とうとう円形脱毛が起こったにゃ。耳の後ろの毛が抜けちゃったにゃ。ふにゃあ~!ハゲにゃ!ハゲてしまったにゃ!…ご主人にまた笑われる…。ぐすん。

レオン猫の日記73

にゃおん。れおん猫にゃ。
日向ぼっこに最適な日が続いて嬉しい僕にゃ。何処からともなく金木犀のいい匂いが漂って来るにゃ。秋なのにゃ。秋にはいろんなお魚が美味しくなるので、僕は余計に嬉しいのにゃ。お父さんのおつまみにも丸々太って脂の乗ったお魚が並ぶにゃ。昨日もその臭いにつられて、お父さんに「ちょうだい」をしていたら、お父さんたら僕に「欲しかったら『鰺、ちょうだい』って言ってみろ。」だって。この前テレビで「マグロ、うまい。」って喋る猫を見たんにゃって。それならうちのれおんも言える筈だ、って主張するのにゃ。確かに僕は「ごはん!」って聞こえる鳴き方は出来るんにゃけど、それはちょっと難しすぎにゃ。どうしても譲らないお父さんの手前、僕は「あじ」から練習を始めたにゃ。言えるようになったら大好きな鰺を丸々一匹、くれるんにゃって。楽しみにゃ。「鰺、うまい!」って、もしも僕が言えるようににゃったら、どんなご褒美が貰えるんにゃろ?お父さん、期待してもいいのかにゃ?

レオン猫の日記72

にゃん。れおん猫にゃ。
この所ずっと天井裏で運動会をやっていたネズミを、昨日一日がかりでとうとう捕まえたのにゃ。流しの下が出入り口だと目星をつけて、居眠りしながらも見張り続けていたのにゃ。年は取りたくにゃいもので、この頃の僕は、体力の衰えが自覚されてるのにゃ。だから、ハンティングも休み休みじゃないと身が保たにゃい…。
ご主人に「おじい猫。」と言われて辛い日々を送るより、しんどくても頑張る方を選んだのにゃ。一時間あまりに及ぶネズミとの大格闘。猫の血が燃えたにゃ。にゃけど、哀しいかな。僕には牙も爪もなゃかったのにゃ!いくら頑張ってネズミに噛みつこうがひっかこうが、ネズミはチュウチュウ鳴くばかりで、全然観念してくれにゃい。とうとう僕の方がへたばって、ねずはあっさり逃走…。ふみぃ。結局、僕はご主人にねずをプレゼントする事は出来なかったのにゃ。がっかりして尻尾の垂れている僕をお母さんだけが慰めてくれたにゃ。ご主人は「しょーがないじゃん。もう年なんだから。」にゃって。そう言われたくにゃいから老骨に鞭打ったのに。にゃんだかものすごく骨折り損の草臥れ儲け?にゃ日にゃったにゃ。

レオン猫の日記71

ふにゃあ。れおん猫にゃ。
急に寒くなったのにゃあ。寒いのが苦手な猫族にとっては厳しい季節になって来たのにゃ。寒いと余計に人恋しくなるのにゃ。でも愛しのご主人はお仕事に出かけてしまってお留守にゃ。仕方ないからお休みでおうちにいるお父さんに抱っこして貰ったにゃ。お休みのお父さんは、トイレに立つ以外はじっと座椅子に座ったきり動かないから、抱っこしていて貰うのには最適なのにゃ。ついでに体温も高いからぬくぬくだし。ちょっと幸せ、かにゃ。
昨日は晩ご飯におでんが出たにゃ。僕は大好物のはんぺんをおねだりして、はふはふ。どうしてはんぺんはあんなにやわやわふわふわにゃんだろう?かじり付いても、ぱふって、ほわって、しゅんて、なくなっちゃうんにゃ。美味しいんにゃけど、なかなかお腹にたまらにゃい…。それがちょっと哀しい。「メタボ猫」と言われ出してから僕は、かなりの我慢をしてきたにゃ。だからせめてはんぺんくらいお腹いっぱい食べてみたい…。これって僕の小さな夢にゃ。今年の冬こそ、叶うと良いにゃ。
(それは、お父さんにお願いしようね。なにせ鍋奉行だから。勝手にお鍋をつつくと、ウルサいもん。その点ではある意味、れおん君の味方が出来るかも。by飼い主)

レオン猫の日記70

うぎゃお。れおん猫にゃ。
おうちに新しい縫いぐるみさんがやって来たにゃ。お友達からのお土産にゃんだって。ご主人もお母さんもすごく気に入って、「可愛い!」って大騒ぎにゃ。いつも思うんにゃけど、どーしてご主人達はあんにゃに縫いぐるみさんが好きにゃんだろ?おうちには既にいっぱいの縫いぐるみさん達がいるにゃ。みんなそれぞれに名前が付いていて、お仕事があるにゃ。ホワイトタイガーのシロウとシロン兄弟は、ご主人とお母さんの携帯のお守りにゃ。ミニ熊のくまたは鞄のお守り。鰐のワーニン大佐は抱き枕。ぶたさん三人衆は枕のお供。etc.まったくご主人は呆れるほど縫いぐるみが好きにゃ。でも、毛皮の手触りは僕が一番だと言ってくれるにゃ。だから、僕は縫いぐるみさん達がどんなにご主人を占領しようと我慢できる…んにゃ!やっぱり、出来にゃい!ご主人は、ご主人は僕のものにゃ!誰にもあげにゃい!譲らにゃい!いつか僕がお嫁に貰うのにゃ!にゃあ!にゃあ!にゃあ!
(…れおん君、君は自分が猫だって分かっている?…あ、そう。そんなの関係ない。って、古いなあ、このおじい猫。by飼い主)

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レオン猫の日記69

にゃん。れおん猫にゃ。
この間僕は年に一度の健康診断andワクチン接種に連れて行かれたのにゃ。結果は異常なし。痛いお注射を打たれて無罪放免にゃ。体重も減って、ぽっちゃり猫で通る重さになったにゃ!もうご主人に「メタボ猫」とは言わせにゃい。僕はダイエットに成功したにゃ。自分で自分を誉めてやるにゃ。これで、ご主人に意地悪を言われた時に言い返すことが出来るにゃ。「なにさ、太ってるくせに。」って。どうせ、ご主人には僕の言ってることはわからにゃいんだし、思いっきり悪口言ってやるにゃ。このところ僕も、いろいろストレス溜まっているにゃ。少しぐらいいいよね?
(え?れおん君、誰のお陰で痩せられたのか、忘れていない?何を言っているかは雰囲気でわかるし。わざわざ怒らせない方が得だと思うよ。by飼い主)

レオン猫の日記68

うにゃお。れおん猫にゃ。
今日は愚痴を言いたい気分にゃ。誰か聞いてくれにゃ。
あのね、ご主人は「ぽち・タマ」っていうテレビ番組が大好きで、毎週のように見ているにゃ。たまに僕好みの可愛い子ちゃん猫もでているから、僕も結構楽しみにしているにゃ。だけど、この番組を見てるといつも、ご主人は登場する猫全部と僕を比較するのにゃ。あの子はれおんより可愛い、とか、れおんよりお利口、とか。必ず僕の方が劣る、って口振りなのにゃ。そして、最後には決まって、どうしてうちのれおんはこんなに可愛げなしで、おじい臭い、おバカなんだろう、ってじと目で見るのにゃ。ねえ、僕ってそんにゃに可愛くないの?お手も、お代わりも、両手も、抱っこして、も、出来るんにゃよ。お愛想にすりすりもするし。それになによりご主人が誰より大好きにゃ。他の誰にも譲りたくにゃい!僕だけのご主人でいて欲しい!にゃんて叫ぶ僕にご主人はいつも冷たい眼差しで一言。「うるさい。」ご主人には猫語が通じにゃいのにゃ。僕はそれが哀しい。ぐすん。ねえ、僕の切にゃい気持ち、誰かわかって!

レオン猫の日記67

にゃん。れおん猫にゃ。
僕はお留守番が大嫌いにゃ。だから時々、ご主人がお出かけ出来ないように人質や物質(ものじち)を取ることを覚えたのにゃ。人質は大概お母さんにゃ。お母さんは何かって言うと僕からご主人を奪っていくのにゃ。お買い物だとか、病院の付き添いだとか。ホント、いい迷惑にゃ。お母さんが連れ出さなきゃ、ご主人はずっと僕と一緒にいてくれるのに。だから、お母さんのお膝に乗って、そのまま居座ってやるのにゃ。お母さんが出かけなければ、ご主人も出かけられにゃい。やったね!ってにんまりしてたら、この頃お母さんったらお出かけ前には僕から逃げちゃうようになったのにゃ。しょうがないから僕は、次の手を考えたにゃ。ご主人の大切な物を、物質にして隠しちゃうのにゃ。一番いいのはケータイにゃ。にゃんていったって、僕の体の下にすっぽり隠れちゃうから見つかりにくいにゃ。次はお財布。めがねもいいにゃ。バックもなかなか。でも、バックは大きすぎて隠せないのが玉にきずにゃ。結局、この頃は何か見えなくなるとすぐ、ご主人は僕の体の下を調べるようになったから、意味がにゃいのかにゃあ。どうやったら、ご主人はずうっと僕と一緒にいてくれるんにゃろ?ふにゃあ。
(どんなに努力しても、私は出かけなくちゃあならないのは変わらないと思うよ。でも、鞄の上に乗るのは止めて欲しいな。毛だらけになって、その毛を取るのに手間取っちゃうから。仕事に遅刻しそうで焦るのよね。by飼い主)

レオン猫の日記66

ふみ~。れおん猫にゃ。
僕がご主人から「メタボ猫」扱いされているって事は、悲しい事実にゃ。だけど、それがこの頃、お父さんにまで伝染してきて、僕、困っちゃうにゃ。お父さんが晩酌を始めると、いつも僕がお愛想をしておこぼれにあずかるのが毎晩の習慣にゃったのにゃ。僕の最大の楽しみにゃったのにゃ。
それにゃのに、ご主人の、「れおん猫を甘やかすな!糖尿病猫になるぞ!」という脅かしに、お父さんは降参しちゃったようなのにゃ。僕がお膝にだっこしてお愛想すると、「禁止令が出てるからな。病気になると可哀想だし。」って言って、僕をわざわざお膝から下ろしてしまうにゃ。それで「お預け」が決定にゃ。ぐすん。僕ががんばって「お手、お代わり、両手。」をしても、「だっこ手って」をしても、お父さんは笑うばかりで、僕はにゃにも貰えにゃい…。テーブルの上には美味しそうなお魚さんやハムさんや、蒲鉾さんがあるのに。ひにゃーとイジケていたら、お父さんがとうとう分けてくれたにゃ。切り干し大根…。
にゃー!にゃー!にゃー!僕は!僕が欲しいのは!…ふみい。ベジタリアン猫には、僕は向いてないと思うのにゃ。
(健康のためにはお野菜が一番なんだぞ。メタボにもね。by飼い主)