レオン猫の日記72

にゃん。れおん猫にゃ。
この所ずっと天井裏で運動会をやっていたネズミを、昨日一日がかりでとうとう捕まえたのにゃ。流しの下が出入り口だと目星をつけて、居眠りしながらも見張り続けていたのにゃ。年は取りたくにゃいもので、この頃の僕は、体力の衰えが自覚されてるのにゃ。だから、ハンティングも休み休みじゃないと身が保たにゃい…。
ご主人に「おじい猫。」と言われて辛い日々を送るより、しんどくても頑張る方を選んだのにゃ。一時間あまりに及ぶネズミとの大格闘。猫の血が燃えたにゃ。にゃけど、哀しいかな。僕には牙も爪もなゃかったのにゃ!いくら頑張ってネズミに噛みつこうがひっかこうが、ネズミはチュウチュウ鳴くばかりで、全然観念してくれにゃい。とうとう僕の方がへたばって、ねずはあっさり逃走…。ふみぃ。結局、僕はご主人にねずをプレゼントする事は出来なかったのにゃ。がっかりして尻尾の垂れている僕をお母さんだけが慰めてくれたにゃ。ご主人は「しょーがないじゃん。もう年なんだから。」にゃって。そう言われたくにゃいから老骨に鞭打ったのに。にゃんだかものすごく骨折り損の草臥れ儲け?にゃ日にゃったにゃ。