うにゃお。れおん猫にゃ。
今日は愚痴を言いたい気分にゃ。誰か聞いてくれにゃ。
あのね、ご主人は「ぽち・タマ」っていうテレビ番組が大好きで、毎週のように見ているにゃ。たまに僕好みの可愛い子ちゃん猫もでているから、僕も結構楽しみにしているにゃ。だけど、この番組を見てるといつも、ご主人は登場する猫全部と僕を比較するのにゃ。あの子はれおんより可愛い、とか、れおんよりお利口、とか。必ず僕の方が劣る、って口振りなのにゃ。そして、最後には決まって、どうしてうちのれおんはこんなに可愛げなしで、おじい臭い、おバカなんだろう、ってじと目で見るのにゃ。ねえ、僕ってそんにゃに可愛くないの?お手も、お代わりも、両手も、抱っこして、も、出来るんにゃよ。お愛想にすりすりもするし。それになによりご主人が誰より大好きにゃ。他の誰にも譲りたくにゃい!僕だけのご主人でいて欲しい!にゃんて叫ぶ僕にご主人はいつも冷たい眼差しで一言。「うるさい。」ご主人には猫語が通じにゃいのにゃ。僕はそれが哀しい。ぐすん。ねえ、僕の切にゃい気持ち、誰かわかって!