にゃおん。れおん猫にゃ。
やったー!ねずを捕まえてやったにゃー!久しぶりの快挙にゃー!って喜び勇んでご主人の元に持って行こうとしたら、ご主人ったら遊びに行っちゃってお留守にゃ!ふぎゃー!せっかく頑張ったのに!まったくこんな時にいないなんて、にゃんてかわいくにゃい性格にゃんだろ。ふん。ってイジケたら、お父さんが僕の隠したねずを見つけちゃったにゃ。いっぱい褒めてくれて、ご褒美までくれたんだけど、僕が褒めてほしかったんはご主人にゃんだ!にゃから獲物もこっそりトイレに隠したのに。ご主人の枕元に置いておいて喜ばせようと思っていたにゃ。ふみぃ。世の中、にゃかにゃかうまくいかにゃいもんにゃね。僕の計画は失敗にゃ。それにしても、こんな夜中まで何処で遊んでいるんにゃろう、うちのご主人は。いいところのお嬢さんは、とっくに帰っている時間にゃよ。心配ばかりかけるんにゃから。もう。
(えっ!枕元のねずは勘弁!あれ、心臓に良くないのよね。それかられおん君。私が何処で何してようが勝手でしょ!束縛する権利は君にはないのだよ!by飼い主)
レオン猫の日記94
ふにぃ。れおん猫にゃ。
どーやらご主人に、僕がぬいぐるみ達を苛めていたのがバレちゃったみたいにゃ。ご主人が一緒に寝てくれにゃいのにゃ。ぐすん。僕の代わりにぶたさんのネルがご主人にぎゅうってされているにゃ。僕のご主人にゃのにぃ!だからぬいぐるみは嫌いにゃ。あつかましすぎにゃ。って僕がイジケていたら、やっとご主人がこっちを向いてくれたんにゃけど、許してくれる代わりに尻尾にリボンを付けろ、って。ふにぃ~。僕は男にゃよー。まったく、ご主人は僕を生きているぬいぐるみ扱いするんにゃから。どうも、女の子の気持ちは良く判らないにゃあ。僕にリボンにゃんか付けてどーしようっていうんにゃ?かわいいから、ってにゃんなのさ?乙女心って、ちょー複雑にゃよね?僕、結局いつも振り回されている気がするんにゃけと…。まあ、ご主人の機嫌が直ったから、気にしにゃいでおくか。
レオン猫の日記93
あ、どーも。れおん猫の飼い主です。本日は私の目から見た、れおん君の日常をレポートしようと思います。まあ、早く言うとチクリです。
とある日。朝七時半。耳元でにゃーにゃー。朝ご飯の催促をする。足元にまとわりつきながらお膳の前に。一気にかりかりを食べ終わると、すぐにおこたに潜り込む。ある程度温もると、膝の上によじ登り見張りを始める。どうやら今日はどこにも行かせないぞ、という意思表示らしい。それを無視して支度を開始。見張られている視線をずっと感じる。いざ出勤。玄関までひたすらにゃーにゃー言いながらついてくる。隙あらば引き留めようという気が満々。靴を履いていると伸び上がって抱っこ手ってのポーズ。構っているときりがないので、無視して出勤。
夕方。戻ってみると、玄関脇の猫トイレの前にわざわざウンコぽろぽろ。お出迎えしてくれてはいるが、鳴き方が、「僕、悪くない!」
後片づけをして部屋に引き上げると、お布団の上や机の上、棚の上にきれいに並べておいたぬいぐるみ達が全員床の上に落ちている。そしてその一部には、噛み痕としか思えない濡れた穴が開いている。少し文句を言ってやろうと思って探すと、姿をくらましていて出て来ない。疲れているので放っておく。でも夕食の支度を始めるとのこのこ何処ともなく現れて足元にじゃれつく。夕食の催促だと察しはついているが、敢えて無視。次第に鳴き方がヒートアップ。耐え難くなった頃晩ご飯の時間が来て猫パックを開けてやる。一気に食べ終え、お代わりの催促。色々な悪さをしてくれたのであえて無視。お風呂に入っているとひたすら家中探し回る。お風呂から声をかけるとお風呂場に進入。風呂桶の中のお湯を舐めている。味見をされているのか。風呂あがりに牛乳を取り出すと矢のような催促。その勢いに負けて半分分けてやる。ドライヤーの風に一緒に当たるのがこの頃のお気に入り。早く寝よー!お布団に誘われる。でも、腹立たしいから置き去りにする。ネル君を抱っこして睡眠。夜中に肩口に猫パンチの嵐。無理矢理ぬいぐるみと腕の間にはまろうとする。朝、気がつくと、ぬいぐるみはお布団の外に追い出されていて、れおん猫が腕枕で寝ている。思わずため息。重さで首と肩が痛い。
私はいつ、こんな生活から抜けられるのでしょうか…。
レオン猫の日記92
にゃ。れおん猫にゃ。
うちのご主人はぬいぐるみが大好きにゃんだ。お陰でうちにはぬいぐるみさん達がいっぱい。人口密度がすごいことになっているにゃ。そのぬいぐるみさん達にはそれぞれ名前とお役目がある、っていうのが驚きにゃ。ご主人に、どーしてこんにゃにぬいぐるみが増えるの?って訊いたら、「だって、お店で目が合って、連れて帰って。ってすがりつかれるんだもの。」にゃって。僕はそれってどーにゃの?って思うんにゃけど、お年頃の女の子ってそういうものにゃのかにゃあ。
お友達に貰ったという猫さんのぬいぐるみもいるんだけど、僕とそいつはあんまり仲が良くにゃいんだ。そいつは、ずうっと笑い顔だからってティシャって名前がついてるにゃ。そいつはピンクのぶたさんの巨大貯金箱の上が大のお気に入りにゃ。そこまでにやら僕も何も文句はにゃいんにゃけど、そいつったらよりにもよってご主人のお膝の上も大好きで、僕の指定席のそこを横取りするんにゃ!僕のご主人にゃのに!にゃから僕は、ぬいぐるみさん達が嫌いにゃ。ぬいぐるみってだけでご主人を独り占めにしてしまうから。ご主人も、僕のものだって自覚、早く持ってくれにゃいと、困ったものにゃ。
(…誰が誰のものだって?れおん君。私はまだ誰のものでもないよ。方向違いの焼き餅焼くのもいい加減にしなよね。それから、隠れてぬいぐるみを苛めるのも止めて欲しいな。by飼い主)
レオン猫の日記91
にゃん!れおん猫にゃ。
やったー!やったのにゃ!格闘すること三十分。このところ天井裏でごそごそしていた憎いねず公を捕まえてやったのにゃ!ご主人に「ねずみの穫れない猫はただの老いぼれ猫。役立たず。」とさんざん嫌みを言われ、苛められ、肩身の狭い思いに耐えてきた僕にゃ。とうとうご主人を見返してやれるのにゃ。と、喜び勇んでご主人の前にねずを置いてやったのに…。ご主人ったら、寝ぼけ眼で飛び起きると、一声。「ぎゃあ!」
結局、騒ぎを聞きつけたお父さんに、僕の奮闘の成果たるねずを没収されてしまったにゃ。ふみぃ。にゃんなのさ!僕にねずみを捕れ、って言いつけたのはご主人でしょ!それにゃのにその反応はにゃいじゃにゃい!僕は頑張ったのに!老骨に鞭打ったのに!女の子の気持ちがわからにゃい…。
(ご、ごめん。いきなりねずみを見せられて、パニックにおちいってしまったの。ご褒美、奮発するから勘弁。女の子はねずが苦手なのを理解して!by飼い主)
レオン猫の日記90
にゃおん。れおん猫にゃ。
うちのご主人様ったら、三月にお友達の結婚式があるんにゃって舞い上がっているにゃ。他のお友達と一緒に、お祝いの準備やら打ち合わせやらで、家に居着かないのにゃ。毎回夜中まで帰って来ないご主人を心配して待っている僕の身にもなってみろ、っていくら訴えても聞いてくれるご主人にゃないから、僕の苦労の種は尽きにゃい…。ふみぃ~。自分の結婚式ならまだしも、ってぼやいていたら、「え?お嫁に行っても良いの?」にゃって。勿論僕のところなら大歓迎!にゃっ!ってお返事したら、ご主人に鼻で笑われたにゃ。う~。いつも僕は本気なのに!ご主人の意地悪!
レオン猫の日記89
ふぎゃ!れおん猫にゃ。
僕は寒いのが苦手で、冬はこたつの中で過ごしていることが多いのにゃ。猫だから無理もない、とご主人も大目に見てくれているんにゃ。ぬくぬくまるまるしていると、猫に生まれた幸せを感じるにゃ。だけど、お正月休みでずっとおうちにいるお父さんには困っているにゃ。何故、って?それは、お父さんが日頃便秘勝ちで、排泄するガス、つまりおならが物凄く臭いことに起因しているにゃ。そのお父さんが一日中おうちのなかで、しかもこたつに座ったままガスを出す。想像できる?こたつの中が凄いことになっちゃうにゃ。お母さんは目に滲みる、って逃げ出すんにゃ。ご主人は酸欠になる、って避難するにゃ。それだけ凄い臭いに、僕は全身を晒すことになるにゃ。耐え切れなくなる僕は、こたつの外に顔を出して頑張るんにゃけど、自慢の白い毛皮が黄色くなるんにゃないかと心配にゃ。いっそ、黄色い縞しま猫になっちゃえ!ってご主人は言うけど、おならで色漬けされた猫なんて、笑い話以外の何物でもないじゃにゃい!本当、早くお父さんのお休み、終わってくれにゃいかにゃあ。
(縞しま猫、可愛いだろうなあ。白猫は厭きたし。by飼い主)
レオン猫の日記88
にゃっ!れおん猫にゃ。
ね、ピクミンってゲーム、知っているかにゃ?前にも結構流行っていたことがあるんにゃけど、この頃またCMで流れているんにゃ。うちのご主人はあの歌がお気に入りで、CDも持っているんにゃ。それだけなら別に問題ないんにゃけど、お母さんまでそれに便乗して僕の替え歌を作っちゃったのが大問題なのにゃ。
『僕はれおん猫 ご主人について行く 今日も殴られ蹴られ潰され それでもついて行く だってお守り猫だもん 僕が守ってあげなきゃ駄目にゃんだもん あーあ、あーあ 僕だけのご主人にゃから ほったかされて怒られて投げられる それでも僕は愛しているしか言わにゃいよ』
ふみぃ。確かに僕の気持ち、そのまんまにゃけど…。にゃんか、にゃんか、じゃにゃい?
レオン猫の日記87
うぎゃお!れおん猫にゃ。
このところ僕は、寒いのもあって運動不足気味にゃ。ご主人は僕がおこたでぬくぬくしているのを見て「おじい臭い!」って笑うにゃ。確かに毎年、冬場にはおこたに潜っている時間が増えていく傾向にあるのは認めるにゃ、にゃって寒いのは苦手なんにゃもの。運動不足で困ることにゃんかにゃいやい。と言いたかったんにゃけど、実は僕には切実な悩みがあるのにゃ。それはね、便秘なのにゃ。お家の中を運動会したり、ご主人と追いかけっこをしたりしてがんばっているんにゃけど、どうしても駄目な時があるんにゃ。とうとう今日、トイレで踏ん張っていて思わず漏れた悲鳴に、偶然通りかかったご主人が驚いて飛び上がったにゃ。僕の悲鳴に重なるご主人の悲鳴。お母さんとお父さんも吃驚して、おうちは一家全員で大騒ぎ。結局、原因は僕の便秘による排泄時の異様な悲鳴、と解明されたんにゃけど、僕に注がれるみんなの冷たい視線…。にゃって、それって、僕が悪いの?確かに大騒ぎの原因は僕にゃ。でも、仕方にゃいじゃにゃい!痛かったんにゃ!壊れるかと思ったんにゃ!え?裂けてる?うぎゃー!
(嘘だってば。んもう、人騒がせなんだから!絞め殺されるような悲鳴なんだから。トイレは一人静かに使用するものなのよ、れおん君。by飼い主)
レオン猫の日記86
ふにぃ。れおん猫にゃ。
新年早々、うちのご主人ったら『羞恥心』とやらのライブに出かけたのにゃ。にゃー!まったく、やっとあの『彼氏』とかいうヤツと縁が切れたかと喜んでいたのに。ご主人のいけず。それはそうと、あの『彼氏』とか言ってたヤツ、ご主人とお母さんのやり取りを聞いていると、あんまりなのにゃよ。仲が拗れたのを心配したお母さんがフォローのメールを入れて、経過の説明をしたのに何のリアクションもないんにゃって。同じ男として情けにゃい!そんにゃに男らしくないヤツ、フラレて当然にゃ。僕の方がずっとはっきりすっきりしてるにゃ。大体、申し込みすらしていにゃいし、告白してもいにゃいらしいし。僕にゃんか、毎日のようにご主人に「お嫁においで!僕が貰ってやる!」ってアピールしているにゃ。こらあ、元『彼氏』、文句があるにゃら出てきてはっきり言ってみろ!ご主人を悲しませるにゃんて僕が許さにゃいにゃ!ふーっ!
(そんなに怒ると血圧上がるよ。もう年なんだから、気を付けようね。私としてももう忘れるし。あ、でも、貸した物は返してほしいな。by飼い主)