にゃん!れおん猫にゃ。
やったー!やったのにゃ!格闘すること三十分。このところ天井裏でごそごそしていた憎いねず公を捕まえてやったのにゃ!ご主人に「ねずみの穫れない猫はただの老いぼれ猫。役立たず。」とさんざん嫌みを言われ、苛められ、肩身の狭い思いに耐えてきた僕にゃ。とうとうご主人を見返してやれるのにゃ。と、喜び勇んでご主人の前にねずを置いてやったのに…。ご主人ったら、寝ぼけ眼で飛び起きると、一声。「ぎゃあ!」
結局、騒ぎを聞きつけたお父さんに、僕の奮闘の成果たるねずを没収されてしまったにゃ。ふみぃ。にゃんなのさ!僕にねずみを捕れ、って言いつけたのはご主人でしょ!それにゃのにその反応はにゃいじゃにゃい!僕は頑張ったのに!老骨に鞭打ったのに!女の子の気持ちがわからにゃい…。
(ご、ごめん。いきなりねずみを見せられて、パニックにおちいってしまったの。ご褒美、奮発するから勘弁。女の子はねずが苦手なのを理解して!by飼い主)