んにゃ。兄姫(えひめ)にゃ。
この頃はすっかり「めめたん」と呼ばれなれてしまったの。あたちの名前はどうなってしまうのでしょう…。
なんて、ホントは全然悩んでないのよね。
ご主人のあたちへの愛情は揺るぎないし、不変だもの。
だからあたちは呼び方が多少変わろうが、かまわにゃいの。
それより問題はお母さんにゃのよね。
あの人、また入院するの。
入院中はご主人、面会時間中めいっぱいあの人に付きっきりだから、あたちたち猫族はずうっとお留守番。
お父さんの帰りも遅いから、あたちたち、真っ暗なお部屋の中でじっと待っているのよ。
今回はカテーテルとやらだけで、二泊三日の予定だって言うから、まだ我慢してやれるけど。
ほんと、あの人は厄介にゃ!
あたちからご主人を取っちゃう。
でもね、お母さんがいないとおやつがもらえないし、寂しい時に構ってくれる人がいない、という難点もあるんにゃ。
そうか。一番いいのはお母さんにいつも元気でいてもらって、入院なんかしない体になってもらうことにゃんだ!
でもそれは今現在無理な話にゃし。
う~ん、そうにゃんなのよね。
お母さんは病気のデパートみたいなひとにゃの。
こうなったら逆に早く死んでもらった方がいいのかしらん…。
不吉なことをふと、しかし真剣に考えてしまうあたちなのでした。にゃんにゃん。