みゃ。朔太郎にゃ。
この頃寒い日が続いているにゃあね。
僕と姫猫はおかげでこたつの住人と化しているにゃ。
義務になっているご主人のお出迎えすらサボって、こたつから抜け出せない日々を送っているんにゃ。
にゃから、夜になってご主人のご用事が一段落すると、僕と姫猫はご主人の機嫌を取るためと温もりを得るために、ご主人の膝のとりっこをしているにゃ。
代わり番こに乗っかったり、片膝に一匹ずつ乗っかってみたり。
ご主人のご機嫌を取り結んでおかないと、余計に寒い思いをする、お布団に入れてもらえないしっぺ返しがくるから、僕達は必死にゃ。
何せ今、僕らに甘いお母さんは入院中だし、全てはご主人のさじ加減一つ。
こうやってみると普段バカにしていたお母さんの存在に意外と価値があったんにゃ、と思うにゃ。
不思議にゃよね。
少し認識を改めにゃいといけないかにゃあ、とつらつら考えている僕にゃ。
でも、あのお母さんに今更おべっかを使う気にはなれないしにゃあ。
まあ、遠分帰ってこないみたいにゃから、帰ってきてから考えても良いか。
それまでは姫猫とご主人の争奪戦にゃ。
負けてなるものか!