黒猫日記209

みゃお。朔太郎にゃ。
お母さんは今まで読めなかった本を夢中で読んでいるにゃよ。
文明の利器というか科学の発達に感謝、という気分らしいにゃ。
これでお母さんのストレスが軽減されて僕らに対する対応が優しくなるのは歓迎するところなのにゃ。
まあ、お母さんが僕らを好きなのは充分に判ってはいるんにゃけど、いかんせんその愛情表現が厳しい。
僕らは可能な限りお母さんに近づかないようにしているくらいにゃ。
そるにお母さんはご主人を独り占めにしちゃうんにゃもん。
なにかというとお外に連れ出して帰ってこないし、ずっと話し込んで僕らを無視してくれるし。
お母さんはろくなことをしない。
僕らからご主人を捕るばかり。
時々、だからお母さんの暗殺計画を企ててしまう僕らを誰が責められようか。
といっても足元をうろつくだけにゃをだけどね。
それで転んで足でも折ってくれたらょご主人は僕らのもの。
なんだか悪巧みをしている僕らなのでした。
こんな僕らは悪い子なのかしら。
にやんにやん。