黒猫日記189

にぃ。朔太郎にゃ。
姫にゃあは、ご主人が大好きにゃんだ。
にゃから、何かというとあちこちぺろぺろ舐めるんにやよ。
親愛の情の表現の毛繕いを、ご主人にもやってあげている気持ちなのは良く判るんにゃけど、いかんせん猫の舌はざらざら。
熱心に舐められるとひりひりしちゃうにや。
特に顔を舐めたがるから始末におえないにゃ。
ご主人は痛いやら可愛いやら困っちゃう。
愛情故にゃから怒るわけにもいかにゃいし。
にゃんと言っても見上げてくる瞳がにゃんとも可愛いくて、余計に困っちゃうみたいにゃ。
そんなだからご主人は姫にゃあのことを時々「困ったちゃん」て呼ぶようになっているんにゃ。
来れ、本当の話。にゃんにゃん。