にゃ。朔太郎にゃ。
僕と姫猫は本当に仲良しにゃんだ。
この季節、お父さんのお布団を占領して寄り添って寝ていたり、お互い追い駆けっこをしてみたり。
日向ぼっこをしながら毛繕いをしあうのはしょっちゅうだし。
お父さんからおつまみを分けて貰う時も、好きなものが違うから譲り合えるし。
普通は取り合いになるかにかまだって、ちゃんと僕が我慢するんにゃ。
そうなの。僕は姫猫のことがとても大好きで、大事に思っているんにゃよ。
本当に小さい頃から大切で、ご主人がお嫁さんに貰ってくれたんだと思ったんにゃ。
実際、お嫁さんにしてしまったんにゃけどね。
まあ、今となってはお互いに避妊手術を受けて、プラトニックになったんにゃけど、僕の気持ちは変わることがないにゃ。
居心地の良いお父さんの座椅子だって姫猫に譲っちゃうし。
お母さん曰く。「なんだか棲み分けが出来ているね。」
別に意識しているわけじゃあにゃいんだけど、僕の性格もあるんにゃろうね。
でも、ずうっとこのまま仲良しでいられたらいいなあ、とは思うのにゃ。
にゃんだか、のろけちゃったかな。ふにゃあ。