黒猫日記142

なあ。朔太郎にゃ。
僕はとうとう必殺技を生み出したんにゃ。
遊んで欲しい時、構って欲しい時にやるんにゃよ。
それはね、ご主人の背中から伸び上がって、両手で肩を猫パンチするんにゃ。
そうするとご主人はびっくりして、「なあに?さくにゃあ。」って振り向いてくれるにゃ。
そこですかさず僕はすりすりすれば抱っこだし、手ってでアピールすれば「遊んで」の合図にゃんだ。
ひたすら無口で通してきた僕にゃんだけど、忙しいご主人はこちらからアプローチしないと振り向いてもくれにゃいの。
にゃから、「こっち向いてよ」の猫パンチも出来るようになったし、「行っちゃやだ」の追っかけ鳴きも出来るようになったんにゃ。
必要は発明の母にゃって言葉もあるようにゃけど、僕としては妙に納得できるんにゃよ。
でも、ついつい力が入っちゃって、ご主人の肩に傷を付けちゃうのだけは気をつけなくちゃあ。
あれでもまだ嫁入り前にゃからね。