黒猫日記141

にゃん。朔太郎にゃ。
お隣の梅の木が満開にゃ。
薄いピンクのお花がとてもきれいにゃ。
ご主人を追いかけて、僕はおうちの玄関の段々を一番下までやっと降りることが出来るようになったんにゃよ。
「完全に及び腰だけどね。」ってご主人は笑うけど、僕としてはすごい進歩だと思うんにゃ。
うん。今年の目標としては、ご主人にリードを引かれてお散歩することにしようかにゃあ。
用意万端は出来ているんにゃよ。
お母さんが去年のうちに、もうれおん猫さんより体格の良くなっちゃった僕のために、ホームセンターでハーネスとリードのセットを買ってくれたんにゃ。
「猫用で探したんだけど、さくにゃあは犬用のになっちゃったわ。サイズ的に、ね。」って笑いながら言っていたにゃあ。
確かに、お母さんが両手の親指と中指で作った輪っかでは、僕のお腹は収まりきれないけど、それって僕の欠点にゃの?
「ふやっぱり猫はがりがりよりふっくらしていた方が可愛い。」とは、我が家の一致した意見。
「欲を言えば丸顔がベスト。」っていうのもあるんにゃけどね。
そうにゃの。僕っては、お腹回りは立派なのに、どんなに努力しても丸顔にはなれにゃい…。
ちょっと悲しいかも…。
ふにゃあ。出来るなら、完全にご主人好みの猫になりたい僕にゃのでした。