黒猫日記139

んなあ。朔太郎にゃ。
地震にゃ!地震にゃ!地震にゃ!
にゃ~!地面が揺れているにゃ!
ヒゲでバランスを取ることが出来ないにゃ!
にゃー!にゃー!踏ん張っていてもよろけるにゃー!
ふぎゃあ!あ、おさまってきた…。
ふみぃ。ご主人、ご主人はどこ?
にゃあ、怖かったよぉ。抱っこしてよぉ。
「あれ?さくにゃあ。珍しく抱っこ?」
「あらまあ。結構大きい地震だったからねえ。大分怖かったんだねえ。」
ふみゃあ。何とでも言え。
今はこうしてご主人のお膝の上に抱っこされているのが一番なんだい。
「小心者の本性が出たかな。」
ふん。この安心感と温もりは、僕一人のものにゃんだぞ。お母さん、悔しかったら猫になってみろ、ってんだ。にゃあ。