にゃあお。朔太郎にゃ。
この間は雪とか言うものがお空から落ちてきてびっくりしたにゃ。
そんな僕をご主人たらお外に連れ出して、積もった雪の上に降ろそうとするんにゃよ。
全く猫を何だと思っているんにゃろうね。
「白と黒の対比が面白いでしょ。」にゃんて言うんにゃよ。
まあ、確かに白い雪をバックに黒い僕、しかもまん丸目ん目、っていうのは我ながら絵になるかな、とは思うんにゃけど。
え?自意識過剰にゃって?
猫はナルシストなものなんにゃよ。
プライドも高いしね。
あ、ご主人が笑っている。
「さくにゃあにはそんなこと言う資格があるとは思えない。」にゃって。
「内弁慶で小心者だもんねえ。」とはお母さんのご意見。
にゃあ。何とでも言ってくれ。
僕はれっきとした猫にゃんだし、僕には僕の意見があっても然るべきだと思うんよ。
んにゃあ。まだご主人が笑っている。
僕がまともなことを言っているのがそんなにおかしいのかにゃあ。
箸が転がってもおかしいお年頃はもう過ぎているんじゃあなかったのかにゃあ、ご主人?