なあご。朔太郎にゃ。
病気のデパートみたいなお母さんは、一日おきに透析に通っているんにゃけど、なんやかんやで今や、毎日のように病院に通うようになっちゃったんにゃ。
まあ、暖かくなったら足の手術をしよう、って言われたのはあったんにゃけど、それに関連して、透析所でLDLなんてものを週一でやることになったんにゃ。
にゃんだか血液中の悪玉コレステロールを除去するらしいにゃ。
それをすれば、足の血管を詰まらせているものがとれて、うまく行くと手術も必要なくなるんじゃないか、って説明があったにゃ。
十一センチにわたって詰まっている血管が、今更開通するとも思えないんにゃけど、やらないよりはいいんじゃないか、ということらしいにゃ。
僕に言わせるとどこが病気持ちなんだろう、と思うほど元気なお母さんにゃんだよ。
自分でも「多分、殺しても死ななかったりして。」って笑っているくらい。
まあ、そんなお母さんじゃなかったら、きっとうち中が暗くなっちゃっていたんにゃろうにゃあ。
「楽観的に生きているから。」って言いきるお母さんに、ちょっとだけ僕の見方も変わったかも。
でも、もう入院は勘弁して欲しいにゃあ。
ご主人が忙しくなって僕のことを構ってくれなくなっちゃう。
僕にとっては何よりもそのことが大事なんにゃ。
にゃ。お母さんは二の次。
え?それって何か悪い?