んにゃ。朔太郎にゃ。
あけましておめでとうにゃ。
きちんとご挨拶しなさい、ってご主人の命令にゃ。
今年も僕は良い猫にゃ。
さて、元旦の朝、いきなりのご主人の悲鳴に僕だけじゃなくお父さんもお母さんも驚いたにゃ。
べそをかきながら入ってきたご主人にお母さんが「何事?」
ご主人は愛用のメガネを差し出し、「壊れた…。」
見ると、メガネがフレーム部分でまっ二つ。
お母さんとお父さん、しばし沈黙。レンズとレンズの間、眉間のところからなんてメガネが壊れるものなのか?
「何やらかしたの?」のお母さんの問いにご主人曰く。「レンズを拭いていただけ…。」
お母さん、そんなご主人に一言。「どこにそんな力を入れてメガネを磨く女がいるの?」
ご主人、「わざとじゃないもん!」
すかさずお父さん、「わざとだったら蹴りが入る。元旦早々に。」
しょげるご主人に追い打ちの言葉。
「まったく、ゴジラ歩きだと思ったらゴジラ力でもあったんか。」
「だから、わざとじゃないもん!」とご主人は必死で言い訳。
すでにお父さんとお母さんは苦笑い。僕はそっぽを向いて聞かにゃいふり。
全くうちのご主人は、時々思いっきりドジにゃんだ。
この時もツイッターを覗きながら寝てしまって、メガネをかけっぱなしにゃったんにゃって。
「フレームに疲労が来たパターンだなあ。」と結局話は落ち着いたんにゃけど、元旦からメガネを作りにつき合わされたお母さんは、今年の運勢を思い切り心配していたにゃあよ。
でも、僕の素朴な疑問。メガネってそんなに簡単に折れるものにゃの?