にゃおん。朔太郎にゃ。
やっと動けるようになったお母さんは、「おうちより猫が恋しい!」と騒いでご主人を困らせているそうにゃ。
まったく、年甲斐のない人にゃねえ。
まあ、にゃからあんなにいろんな病気になってもメゲずに生きていられるのかも知れないにゃけどね。
でも、おかげでご主人の帰りが遅くて、僕はすんごく寂しいにゃ。
にゃから、ご主人が帰って来ても、少し拗ねたふりして隅っこに隠れてみたりするんにゃ。
でも、忙しいご主人はこれ幸いと家事に勤しんじゃう…。
そう、あまりにやらなくちゃいけないことが山積みになっていて、僕まで手が回らない状態…。
にゃ~。これじゃあまだお母さんがいた方が良いにゃ。
お母さんはご主人を独り占めにしちゃうこともあるけど、お留守番の僕を慰めてくれるし、寒い時は暖房器具にもなってくれるにゃ。
あ、そうか。あれでも結構、役に立っていたんにゃねえ。
分かったにゃ。お母さんはそれなりに存在価値があったんにゃ。
にゃあ。これからは暗殺計画を立てたりしないし、ご主人をハードスケジュールから解き放つためにも、帰ってくることを許してやるにゃ。
にゃから早く帰ってくるにゃ。
はあ…。僕とご主人の幸せな日々よ、カムバック…。