黒猫日記117

ふにぃ。朔太郎にゃ。
この頃、寒い日が増えてきたにゃね。
僕は明け方の寒さに耐えかねて、お母さんのお布団に逃げ込む日々にゃ。
ところで、お父さんはお家の中では僕の次に寒がりにゃんだよ。
そして、お母さんとご主人の「十二月にならないとおこたは出さない」宣言に思い切りへこんでいたにゃ。
あまりにも寒がるお父さんを見かねてお母さんが、電気膝掛けを貸してあげたら、お父さんは大喜びでぬくぬく。
僕も便乗して膝掛けを掛けたお父さんのお膝でぬくぬく。
にゃあ。暖かいのは幸せにゃあね。
でもそんな僕に、一つ心配事が出来たにゃ。
お母さんの体調がいまいち良くないんにゃよ。
この間は、丸一日かけて検査して、僕も迷惑を被ったにゃ。
この分じゃ、入院かな、ってご主人も心配しているにゃ。
僕としては寒い朝に温もる場所がなくなるのがつらいにゃあ、と今後の寝床の心配をしなくてはならなくなって大変にゃ。
お母さんはどうしてそんなに病院が好きなんにゃろうね?
おうちで僕と一緒にいた方がいい、ってしょっちゅう言っている癖に、すぐ入院しちゃうんにゃ。
まったく人間ってよく分からないにゃあ。