みぃ。朔太郎にゃ。
僕も一歳を過ぎて、かなり大人になったんにゃよ。
このおうちに来てから二度目の夏にゃしね。
でも、今年の夏は去年より暑いような気がするのは僕だけなのかにゃあ。
「まあ、今年はエアコンの設定温度、高めになってはいるけど…。」っていうのがご主人の僕の疑問に対する答えにゃんだ。
「でも、新しいエアコンだから、そんなに差はないはず…。」
にゃあ。んにゃあ、どーして僕は暑がっているんにゃろう?
僕が首を傾げていると、お母さんが笑い出したんにゃ。
「そりゃあ、さくにゃあが太って、脂肪が付いたからじゃないの。」
にゃー!結局話はそこに行くのかよ!
僕がむっとしていると、ご主人が僕を捕まえてお腹をむにむに。
にゃ~、快感…、にゃんて悶えている場合じゃにゃい!
僕の下腹部の白くなっている部分、ご主人が「おぱんつ」と呼んでる場所は、お肉がたまっていて、僕としても弱点にゃんだ。
何故かお父さんもお母さんも、加えてご主人も、僕のお腹を撫でるのが大好き。それはれおん君がそうされるのが大好きだったから、って理由にゃんだけど、さ。
僕が思うに、普通、お腹を無警戒にさらけ出すには、よっぽどの信頼と愛情、おまけに快感が必要にゃ。
僕にはまだ、そこまでの覚悟が持てないのにゃ。
にゃって、僕は捨てられていた猫にゃもん。
人間に全面的な信頼と愛情にゃんて、笑っちゃうにゃ。
でも、にゃんとなく、この頃はたまにだけど、お腹を触らせてあげているんにゃよ。
それって、僕が大人になった、って立派な証拠だよね?にゃん、にゃん。