んにゃ。朔太郎にゃ。
毎日よく揺れるにゃね。僕もなんだか神経過敏になっちゃって、地震でもないのに揺れているように感じて、思わず上を見ちゃうんにゃ。
お母さんもご主人も同じことをするにゃあよ。
蛍光灯からぶら下がっている紐を確認してしまうんにゃ。
お父さんたら僕達が一斉に上を向く、って大笑い。
にゃってあれから十日以上経つのに、一向に余震はおさまってくれないにゃん。
いい加減、体の方も揺れている状態が当たり前にゃんだと勘違いしだしているんにゃ。
にゃからつい、この揺れは本物の地震?って上を見ちゃうにゃ。
ね、分かるにゃよね?
それなのにお父さんは「臆病だな。男らしくない。」にゃって。
放っといてよ。地震なんて訳の分からない現象、猫に理解できると思うのかにゃ?
僕には世の中が震えている、大事件としか思えていないにゃ。
理解できないから余計に恐い、ってこと、お父さんに分かってもらうにはどうしたらいいのかにゃあ。
僕は男らしさの前に野生の本能に従順なだけにゃんだってこと。にゃん、にゃん。
(地震、恐いよねえ。避難しようとした時、さくにゃあはこたつの隅で小さくなって震えていました。引っ張り出すのが大変でした。猫も地震が恐いんだと初めて知りました。大丈夫だよ、さくにゃあ。君だけはちゃんと抱っこして逃げるからね。by飼い主)