黒猫日記63

みぃ。朔太郎にゃ。
雪にゃ!雪にゃ!
このところ暖かかったのに、にゃんで急にあんな物がお空から降ってくるんにゃ?
お陰でご主人のテンションまでおかしくなって、僕の雪中シャメを撮ろうにゃんて企てたんにゃよ。
まったく、いー迷惑にゃ。
寒いのも濡れるのも大嫌いな僕にゃのに、雪の積もった道路の上に佇まされたらたまったもんにゃない!
玄関から抱っこされてお外に出されようとした途端に、にゃから僕はものすごく抵抗したにゃ。
ドアの近くに行っただけでごっつー寒いし、イヤにるんるんしているご主人は不気味…。
そしたら案の定、ぼたぼた雪の降る中に連れ出された僕…。

え?同情してくれるの?嬉しいにゃあ。でも、ご主人だって冷血じゃあにゃい。ちゃんと一枚だけシャメを撮ったらすぐに、抱っこしておうちに入ってくれたにゃ。
そしてぶるぶる震える僕をぎゅうして暖めてくれたにゃ。
にゃん。それだけで幸せになれる僕もどうかと思うけど、寒い分だけ温もりが心地よい…。
にゃあ。まあ、プラスマイナスゼロって事で、よしとしますかにゃあ。にゃん、にゃん。