みゃ。朔太郎にゃ。
ねえ、あの掃除機をノックアウトする方法を誰か知らにゃい?
あいつったらねえ、ずえったい僕が嫌いにゃんだよ。いつもすごい勢いでう~って威嚇するんにゃ。
僕だって負けていにゃいけど、あまりの勢いについ及び腰になっちゃうんにゃ。
その後ずさりしながらの猫パンチに、ご主人が大笑いするんにゃよ。僕はそれがすごく悔しいんにゃ。
にゃからお母さんがお掃除を終えてあいつを立てかけてからそおっと行って猫パンチを浴びせかけるんにゃ。
ぱぱぱぱぱん。そうするとやつはわざと僕の方に倒れかかってくるにゃ。
何て憎たらしい奴。
僕はそれを避けながら、また猫パンチを食らわせるんにゃけど、あいつったら全然懲りない。
へーきな顔をしているから僕は余計に頭に血が上ってくるんにゃ。
身構えて、臨戦態勢のお尻ふりふりをしていると、お母さんが笑いながらやって来て、やつをひょいと持ち上げて別の場所にかたずけちゃう。
にゃー!僕は肩すかしを食らわされた状態で、お母さんに文句を言うと、お母さんは掃除機のノズルだけで僕にちょっかいを出すんにゃ。だけど僕の気持ちが収まる訳がにゃい。苛立ちが募るばかりにゃ。
う~。ほんと、あいつとは相性が悪いんにゃ。僕のこのイライラの日々はいつまで続くんにゃろう…。