黒猫日記33

ふみぃ。朔太郎にゃ。
ご主人が僕を構ってくれなくなって早や数日。僕はひたすらアピールの日々にゃ。
僕としては、どうしてご主人が怒っているのかは納得がいっていにゃいんにゃけど、お母さんが言うには「女の子の気持ちが分からないんなら、嫌われても仕様がないわよね。」にゃって。よーするにどーゆーこと?やっぱりプレゼントはネズミが良かったのかしらん?手抜きしちゃいけなかったのかにやあ?
とは言え、あれから毎日、僕は何とかネズを捕まえようと努力し続けているのにゃ。だけどネズは狡猾なヤツで、待ち構えている僕の前には姿を現そうとはしにゃい。にゃから僕は手近い獲物としてつい太郎さんをハンティング。あいつは丈夫で長持ちだし、動きが不規則で結構面白いんにゃよ。んで、動かなくなった太郎さんは僕の戦利品になるって訳。そしたらやっぱりご主人に誉めてもらいたい、と思うのは人情、ならぬにゃん情だよね?にゃから僕はせっせとご主人のクッションの上にしっかり置いておくのにゃ。それが毎日の日課になりつつあって…。
にゃあ。いつになったらご主人は、僕を認めてくれるんにゃろう?僕のプレゼントを喜んでくれるんにゃろう?
ふにゃあ。悩みの多い僕にゃのです。にゃー。