にゃ!朔太郎にゃ。
お母さんとご主人の共通のお友達に猫好きさんがいて、猫を二匹飼っているんにゃ。先月、ご主人が僕を抱っこして顔見せに連れて行った先がこの人の所なんにゃ。その時も僕はご主人の胸にしがみついて、瞳孔は開きっぱなし、借りてきた猫状態だったんにゃ。ご主人はそれ以来、「内弁慶の朔太郎」って笑うんにゃ。それでこの間、一回会っているから大丈夫だろう、って僕をそのお友達のうちに一緒に連れて行ったんにゃ。ハーネス着けて。やっぱりまだお散歩猫にはなれていないから、僕は相変わらずご主人の胸にしがみついて行って、お部屋の中で下ろされたんにゃ。早速そこのおうちの猫さんとご挨拶したら、すごい勢いで怒られたにゃ。僕は嫌われてしまったらしいにゃ。年上の美猫さんだったのににゃあ。そこのおうちにはあんまり長くはいたつもりはないんにゃけど、僕は不本意ながら、ご主人曰く「内弁慶の朔太郎」の本領を発揮してしまったのにゃ。触りまくられ、撫で回され、いじられまくられた僕は、尻尾を巻いて椅子の下に隠れて縮こまり、とうとう朝ご飯を戻してしまったにゃ。自分のお家の中ではやんちゃで手のつけられない僕なのに…。面目丸潰れ、にゃ。多分ストレスで弱っちゃった僕を、ご主人はちゃんと抱っこして連れて帰ってくれたけど、僕の「内弁慶の朔太郎」って呼び名は返上できなくなったにゃ。ぐすん。