ふにゃあ。朔太郎にゃ。
僕がおうちに来てから二ヶ月が過ぎたのにゃ。「早いねえ。」ってお母さんはしみじみ言うにゃ。ご主人は「でっかくなった!」って言うにゃ。確かに僕は、体長は二倍以上、体重は三倍近くになったにゃ。お父さんには「この分じゃあメタボになりそうだ。」って言われているにゃ。でも、そのお父さんが一番、僕に餌付けしたがるのにゃ。僕も美味しいものが好きだから、お父さんの晩酌のお付き合いが大好き。僕の毛皮を撫でながら晩酌するとお父さんは癒されるんにゃって。「猫はころころしているぐらいの方がかわいくて良いんだよ。」ってお父さんとお母さんはご満悦だけど、ご主人は太りすぎて病気にならないかと心配してくれているんにゃ。「猫が病気になると、病院通いが大変なんだから。」って憎まれ口をきくご主人にゃけど、それって僕が大好き、って僕には聞こえるにゃ。ご主人、僕もご主人が大好きにゃよ。だからよそのおうちでおよその猫を構うのは止して。いくら僕がいない場所ででも臭いがくっついてくるんにゃよ。僕が面白い訳にゃいじゃにゃい!ご主人は僕だけのご主人にゃ!ほかの猫に目移りしちゃあいけにゃいんにゃよ!
