黒猫日記14

にゃ~。朔太郎にゃ。

僕はお父さんが帰ってくるのが楽しみにゃんだ。どうしてかって?にゃって、美味しいんにゃよ。

お父さんは毎晩、晩酌って言うのを習慣にしているんにゃ。そのために出ている「おつまみ」がスゴいのにゃ。僕が思うに、お父さんは絶対に以前は猫だったに違いないにゃ。にゃって猫の好きな物ばかり出ているんにゃもの。そりゃあ、日によって違うけど、お刺身だったり蒲鉾だったり焼き魚だったり…。もう、僕、ヨダレが出ちゃうにゃ。そのおつまみを僕がお膝に乗っておねだりすると惜しみなくくれるんにゃ。お母さんに聞くと、先輩猫さんにもそうだったみたい。だけどお父さんは先輩猫さんにはしなかったことを僕にはしてくれるんにゃよ。ブラッシングと猫じゃらし。お父さんは僕のつやつやの毛皮がお気に入りにゃんだ。毎日のようにとかしてくれるにゃよ。そしてビールを片手に遊んでくれるんにゃ。大好きなネズミ付きの猫じゃらしで、僕がくたびれるまでじゃらかしてくれるにゃ。僕の最近の必殺技は柱登りなんにゃ。ネズミを柱に沿わせて上に持ち上げるのを追いかけるにゃ。結構高く登れるにゃよ。みんな、それを見て喜んでくれるにゃ。さすがにこれは先輩猫さんもやらなかった技みたい。あれ?にゃんだか僕、先輩猫と張り合っている?ふぎゃ!う~!確かに…、白猫は嫌いかも知れにゃい…。