黒猫日記10

にゃ!朔太郎にゃ。

僕も生後六ヶ月目に入ろうとしている今日この頃。体重も身長も大幅に増えたけど、毛皮もつやつやになってきたのにゃ。ふやふわで手触りがいいのも自慢にゃんだ。先輩猫のれおん君がやっぱり毛皮が自慢の猫だった、ってお母さんが僕を撫でながら言うにゃ。僕はそんな先輩猫の話を聞くのがイヤじゃあないんにゃけど、ご主人が僕と先輩猫を比較する話をするといらっとするにゃ。何故にゃろう?ご主人は僕を時々「黒れおん」って呼ぶにゃよ。僕はそれも気にいらにゃいんにゃ。でも僕の性格がれおん猫にそっくりにゃんだって。白と黒の違いはあれどもご主人に対する思いは同じってことにゃんだろうなゃあ。そういう先輩の気持ちは分からないでもにゃいけど、僕としてはやっぱり、かなり面白くないにゃ。それに、なんだかいつもご主人の左肩の上に、白猫が居座っているような気がするのは僕の思い過ごしかにゃあ?にゃんだか、ライバルはお化け、ってことになりそうな予感がする、ある意味、気の毒な僕にゃ。