レオン猫の日記82

ふみぃ~。れおん猫にゃ。昨日、あんまりご主人がショゲていたので、僕が慰めていた時の話しにゃ。
お母さん。
「だから、さっさと嫁に行けば?」
ご主人。
「んな事言ったって、良い男、少ないんだもん。アレ(元彼)ですませるような問題じゃないでしょ?」
お母さん。
「確かに。頼りにならない男は、最悪。まだ、うちの猫の方がマシだよね?れおん君。これ、嫁に欲しい?」
お母さんにふられた僕は飛びついたにゃ。
「貰う!くれ!嫁にくれ!」
ご主人、笑いながら。
「だけどさ、れおん。私、人間なんだよね?」
僕。
「そんにゃのカンケーにゃい!嫁に欲しい!僕だけのものになれ!」
ご主人。
「んな事言われても、お前は人間になれないしなあ。おかあの夢じゃああるまいし。」
僕。
「んじゃあ、ご主人が猫になればいーじゃん!」
ご主人。
「私が猫になるの?」
僕。
「そうにゃ。猫になって僕の嫁さんになるにゃ。大事にするにゃ。毎日ねずみとるにゃ。毛繕いしてやるにゃ。きっと可愛い三毛猫になるにゃ。ぴんとしたお耳に長い尻尾の美猫になるにゃ!」
ご主人。
「それでも私は猫にはなれない!」
僕。
「いーじゃん!猫の世界の方が住みやすいにゃよ!」
ご主人。
「そりゃあ、すごく魅力的にゃけど…。私は猫じゃにゃい!」
二人の掛け合いを聞いていたお母さんは大笑い。ご主人は苦笑。一生懸命、人生にゃらぬにゃん生を賭けた僕のプロポース、いったいどうしてくれるにゃ?!僕の立場は?でも、さ。にゃんだかご主人ったら猫化してきたとは思わにゃい?にゃ~。僕の嫁さんになる日もちかいかも?