レオン猫の日記64

にゃおん。れおん猫にゃ。
昨日のことにゃ。お父さんがお休みで、お母さんは病院の日で、ご主人様もお休み、なんて、みんながお昼に揃っている珍しい日だったのにゃ。お昼ご飯はお母さんがダウンしているので、お弁当をご主人が買ってきてくれたにゃ。みんながお弁当を食べているので、僕も何か分けて欲しくて、ご主人にお愛想をしたんにゃけど、ご主人曰く。「お前は朝ご飯を食べたでしょ。私達はこれが朝兼昼ご飯なんだよ。それに、猫は一日二食でしょ。あとは晩ご飯まで待ちなさい。それでなくてもお前はメタボなんだから。」だって。
おあずけを食わされた僕は、仕方なしに良い猫のふりをしながら、いつも美味しい物を分けてくれるお母さんの側にいたにゃ。でも今回は、お母さんも、「上げないのがれおんの為なんだよ。」っていって、くれそうになかったんにゃ。
お父さんとご主人は食べるのが早くて、お母さんが大好物の唐揚げの最後の一個を食べようとした、その時。僕の念力が効いたのか、お母さんはぽろりと唐揚げを落としたのにゃ。僕は思わずダッシュして唐揚げにかぶりついたにゃ。「あっ!」ご主人達が叫んだのが聞こえたけど、僕は唐揚げに夢中。テーブルの下で格闘中。
そこにご主人の声。「あーあ。れおんのバカ。お母さんの大好物を横取りすると、後が怖いんだぞ。」
僕はその時は美味しい思いに夢中で判らなかったけど、思い知ることになったにゃ。食べ物の恨みは怖いって事。
その夜、鳴こうがわめこうが、僕にはいつもの猫レトルトパックじゃなくカリカリがあてがわれ、禁止令が出されているので、お父さんも何も分けてくれにゃかったのにゃ。ぐすん。僕はちょー寂しい夜ご飯タイムを過ごすことになったにゃ。お母さんは朝には機嫌が直っていたけど、普段怒らにゃい人が怒るとものすごく怖いって事、実感したにゃ。お母さんの唐揚げにはもう二度と手出ししにゃいにゃ。ふにぃ。
(それは良い心がけだと思うけど、食いしんぼを止めてくれた方がなを良いかと思うよ。メタボ猫なんだからね。by飼い主)