レオン猫の日記63

みぃ~。れおん猫にゃ。
しばらく見なかったねずみが、また、うちに現れたのにゃ。憎たらしいことに天井裏で、大運動会をやっているのにゃ。ねずのキライなご主人は、僕に「あれ、退治してよ!」と泣きついて来たんにゃけど、僕にはもう大切な牙がないのにゃ。爪だって、お母さんに切られちゃってるし。そんな僕にいったいどーしろと言うのにゃ?すごすごと物陰に隠れてやり過ごそうとしていたら、ご主人たら、尻尾を引っ張って引きずり出して、おっとろしい顔でこう宣言したにゃ。
「ねずみ捕らない猫には存在価値なし。ねずみ捕ってくれなきゃ、私、飼い主辞めるからね。」
ふにゃー!ご主人命の僕に、ふつーそんな最後通告するにゃ?!それにそれって今の僕には無理難題を押しつけているようなものにゃ!う~。少しは年寄りを労ろうとしてくれてもいーんにゃない?まったく、猫使いの荒いご主人にゃ。ぎゃー!嘘にゃ!冗談にゃ!頑張るから、僕を見捨てにゃいで!きらわにゃいで!ご主人様あ!
(…あえて意見は申しません。でも今晩は一緒に寝てやらない。by飼い主)