レオン猫の日記105

んにゃあ。れおん猫にゃ。
やっとエリザベスカラーがはずれたにゃ!長かったにゃ。ご飯を食べる時にはお茶碗にぶつかるし、トイレに入ろうとすると入り口に引っかかるし、ゴミ箱にぶつかって歩くものだからお母さんに怒られるし、まったく散々なめにあったにゃ。でもまだ尻尾は持ち上がらないし、お薬もあるのにゃ。だから、僕は余計にご主人やお父さんに抱っこしていてもらいたいのにゃ。ぴとっとくっついていると、僕の中にエネルギーが流れ込んでくるような気がするのにゃ。にゃんなのかよく分からないんにゃけど、猫族は人間から元気の素の生体エネルギーを吸い取ることが出来るみたいにゃ。お母さんも時々お父さんから失敬しているんにゃって。やっぱり同族にゃったんにゃ。だからお母さんとくっついていても、僕は元気にはならないんにゃね。お母さんはやっぱり僕のライバルなんにゃ。うん。納得の僕なのにゃ。

レオン猫の日記104

ふにゃあ。れおん猫にゃ。
今回も残念ながら闘病日記にゃ。僕の腰痛はあまりよくなってないのにゃ。尻尾が持ち上がらないまま二週間は経ったかにゃあ。「ジジくさくて哀れっぽいね。」ってご主人は笑うけど、それどころじゃなくなったにゃ。
今日はお父さんの車でお医者さんに連れて行かれた僕にゃ。騒ぐし暴れるしでご主人がギブアップしたからにゃ。と、いっても、ご主人が抱っこして一緒に行ってくれているのには変わりがないんにゃけど。結局、僕には病名がもう一つ増えてしまったにゃ。膀胱炎にゃって。腎臓が悪くなっているのかと疑われたんにゃけど、それはなんとか大丈夫だったにゃ。腰が痛くてトイレに行ってもなかなか出せないのが原因みたい。すっきりしないからお尻のあたりを舐めすぎて、余計に悪化させたみたい。毛繕いをしないようにまたエリザベスカラーを着けられてしまったにゃ!これ、嫌いなのにぃ。ご飯食べる時だけ外してくれるけど、動きにくいったらないのにゃ。ふみぃ。だからお医者さんは嫌いにゃ!
(あのね、れおん君。だったら早く治ってよ!心配している身にもなってよ。今日だってお医者さんから帰る途中、私の膝でお漏らししたくせに。病気だから仕様がないとは思っているけど、こう次から次へと悪いところが増えると、私も身が持たないよぉ。by飼い主)

レオン猫の日記103

にゃあ。れおん猫にゃ。
にゃんかこの頃、猫日記が闘病日記になっているにゃ。ふみぃ。我にゃがら情けにゃい…。お母さんが「おじじになったんだから仕方ないでしょ。」だって。にゃー。僕はまだ若い!って反論したいんにゃけど、現実として腰が痛い…。ぐすん。「椎間板ヘルニアじゃないのか?」ってお父さんが言っているにゃ。僕としてはもうお医者さんには行きたくないんにゃけど、こんなに痛いのが治らないとやっぱりもう一度行かなくちゃ駄目かにゃあ?大好きなご主人に迷惑かけるから、お医者さんには行きたくにゃいにゃ。にゃってご主人たら僕を抱っこして行くものだから、アレルギー起こして大変にゃんだもん。かえって僕の方がご主人を心配しちゃうにゃ。
(って、れおん君。お医者さんに行かない理由に私を使うんじゃない!私のアレルギーよりもれおんの病気の方が私には重要なんだぞ。よおし、無理矢理にでも連れて行ってやる!by飼い主)

レオン猫の日記102

にゃん。れおん猫にゃ。
僕は少し元気になってきたにゃ。食欲も出てきたし、吐き気も収まったにゃ。昨日と今日は、出窓で日向ぼっこも出来たし。尻尾はまだ上がらないけど、一生懸命上げようと努力中にゃ。ご主人は、それが健気だって、僕の頭を撫でてくれるんにゃよ。だけど僕はこの頃、ご主人のお布団で寝てないんにゃ。僕は早く眠りたいのに、ご主人は、つるのさんの出ている番組を見てからじゃないとお布団にいかにゃいんにゃもん。僕は待ちきれなくてついお父さんのお布団で眠っちゃう。この間はお父さんもご主人もお留守で、結局お母さんと寝る羽目になっちゃったし。まあ、お母さんは大喜びだったからいいんにゃけど。僕は、ご主人のお布団が一番好きにゃんだけどにゃあ。早く元気になってご主人と一緒に寝られるようにならにゃくちゃ。気は焦るんにゃけど年のせいかにゃあ。なかなか完治しにゃい…。ぐすん。
(そうだね。早く良くなってね。私もれおんと一緒に寝るのは大好きだよ。真夏以外は。れおんの毛皮は最高だものね。by飼い主)

レオン猫の日記101

にゃん。れおん猫にゃ。
僕の症状は、なかなか良くならないにゃ。ぐすん。尻尾は持ちあがらにゃいし、一日中お母さんの毛布を借りて寝ているにゃ。吐き気は収まったんにゃけど、食欲はいまいち。ダイエットしたくないのに痩せちゃったにゃ。最高潮の時は五キロもあったにゃよ。それなのに今は、三、六キロしかないにゃ。自慢の毛皮に衰えはまだないけど、「痩せすぎた猫はかわいくない」とご主人もお父さんも言っているから、僕はこれ以上やせられにゃい。早く良くならなくちゃ、にゃ。だけど、お薬は苦いから嫌いにゃ。ご飯に混ぜられているから無理矢理食べているけど、てきたら遠慮したいと思うにゃ。
(あのね、お薬飲まなくちゃいつまでも治らないでしょ。我が儘言わないの。それとも大嫌いな注射にして貰おうか?by飼い主)

レオン猫の日記100

みぃ~。れおん猫にゃ。
僕は取り敢えず五日分のお薬を貰ってお医者さんから帰ってきたんにやけど、尻尾は垂れたまんまだし、食欲も無いんにゃ。いつも旗をたなびかせているように尻尾をぴんとさせて颯爽と歩いている僕にゃから、なんだかすごすごと意気消沈しているみたいに見えるんにゃって。お母さんは寂しがっているにゃ。お父さんたら「ほら、頑張れ」って尻尾を持ち上げるもんにゃから、僕、悲鳴を上げちゃったにゃ。痛い…。それでお父さんはご主人に目一杯怒られたにゃ。仕方にゃいよね。痛手を受けている僕をからかうからにゃ。お父さんもご主人には弱いんにゃ。僕は知っているにゃ。「やっぱり娘には弱いのよ。」ってお母さんも笑っていたにゃよ。でも、本当に年は取りたくにゃいにゃあ。足と腰を痛めるにゃんて年を取った証拠…にゃもんね。それに、ご主人たら、僕のこと名前で呼ばないで「おジジ」って呼ぶんにゃよ!ヒドいと思わない?ぐすん。

レオン猫の日記99

ふにゃおん。れおん猫にゃ。
僕はご主人に今日、病院に強制的に連れて行かれたにゃ。にゃんだかこの間から腰が痛くて…。トイレに入るのにも一苦労していたら、昨日から尻尾が上がらなくなっちゃって、ご主人とお母さんが心配し始めたところ、今朝からご飯を吐いちゃうようになったにゃ。今日はお仕事があったご主人は「もう少し様子を見てみよう。」というお母さんの助言に従って、お仕事に出かけたんにゃけど、急いで帰ってきてくれたにゃ。僕は嬉しくにゃって、ご主人がくれたかりかりを食べたんにゃけど、それをまたすぐに吐いてしまって…。ご主人は慌てて僕をひっ担ぐと病院へ。結果、腰打撲、膝関節脱臼、肝機能障害と甲状腺傷害の疑い…。僕って満身創痍?病院で注射と点滴を打たれて、血液検査用に血を採られて、ふにぃ~となった僕。ご主人はアレルギーが悪化するのに、頑張って僕の面倒をみてくれたにゃ。「心配ばかりかけるんだから!」ってくしゃみしながら撫でてくれるご主人には、頭が上がらないんにゃけど、僕はどーしてもお医者さんは苦手にゃ。でも、こんだけ病名が付くと、逆らっても暴れても連れて行かれちゃうんにゃろうなあ。ぐすん。
(勿論、来週連れて行きますよ。まったく年寄りの癖に無茶して。また何処かから落っこちたんでしょ?心配で仕事も手に着かなくなるんだから気を付けてよね。いなくなったら困るんだからね!寂しくて!by飼い主)

レオン猫の日記98

みゃお。れおん猫にゃ。
大分暖かくなってきたにゃあ。僕は春が結構好きにゃ。ひなたぼっこでぬくぬく出来るし、鳥さん達は遊びに来てくれるし、僕の愚痴も聞いてくれるからにゃ。日頃お外に出ない僕の外界との接点は、網戸を閉められた窓にゃ。ひなたぼっこをしながらうとうとしていると、カラスさんや雀さんが世間話をしに来るにゃ。勿論僕の話題はご主人様にゃ。あーだこーだ、いろんな話を聞いてくれるんにゃけど、この間、ちょっと問題が起きたにゃ。ご主人とお母さんが道を歩いていたら、賑やかにお喋りしていた雀さん達がぴたりとお喋りを止めてご主人達をじっと見ているんにゃって。?と思いながらまた歩き出したご主人達の後ろから、今度はこそこそと、まるで「ほら、あれ。あの噂の…」って言っているような声。人間は普通猫語や雀語は理解不能にゃのに、ご主人とお母さんにはある程度判るみたい。帰ってくるなり「れおん君、悪口言っていたでしょ!」にゃって。覚えのある僕は、尻尾を垂らしてすごすご。そしたら、「あ、やっぱり。」って凄く怒ってるにゃ。ふにゃあ。ごめんなにゃい!そんなつもりにゃなかったにゃ。まさか雀さん達がそんな風に言っているにゃんて僕だって知らなかったにゃ。僕は愚痴をこぼしていただけにゃ。僕にだってストレスの捌け口は必要にゃ。だからそんにゃに怒らにゃいで!反省してるにゃ!
(あのね、れおん君。私、ヒドい猫イジメの飼い主って雀に言われたような気がするのよね。君、本当にそう思っているのかなあ?それに、あんまり有る事無い事言い触らさないでくれる?外を歩けなくなるでしょ!なんなら飼い主辞めるよ!by飼い主)

レオン猫の日記97

にゃん。れおん猫にゃ。
この間、ご主人ったら、アレルギー反応に耐えかねてとうとう耳鼻科に行ってきたんにゃ。効果覿面って言うのかにゃあ。僕が隣で寝ていても、あんまり鼻はつまらなくなったんにゃって。お医者さんは嫌いにゃからってさんざん行くのを渋っていたんにゃよ。お母さんが苦笑いしていたにゃ。さっさと行っていたらこんなに辛い目に遭わずに済んだのにね、にゃって。まったく、ご主人はお父さんとよく似ていて、お医者さんや病院が大嫌いなんにゃ。お父さんはお母さんが長期入院中でも絶対お見舞いにいかにゃいほどにゃ。勿論、歯医者さんも嫌いで、歯痛で死にはしないって虫歯でぼろぼろにゃのに治療しに行こうとしにゃいんにゃ。大の男のする事じゃないよね、とお母さんはまた苦笑い。お母さんはイヤでも病院に行かなきゃ生きていけない身だから、これで釣り合いがとれているのかしら、にゃんて言っているにゃ。そーいう問題?僕は、ご主人が一緒に寝てくれれば満足にゃけど、ちょっと違う気がするにゃ。

レオン猫の日記96

みゃあ。れおん猫にゃ。
うちのご主人はアレルギー体質なんにゃって。だから二月からこっち、毎日くしゅん!くしゅん!ってくしゃみと鼻水でスゴい事になってるにゃ。花粉症が出てるんにゃって。人間って変な動物にゃね。自分の体にゃのに、自分の免疫が災いしてるにゃんて。ある意味、僕は猫で幸せにゃのかも。そういえばこの頃お父さんが僕の手を掴んで言っているにゃあ。
「この手でいいから貸せ。忙しい。」
僕は無言で手を振り解いてお断りするけど、お父さんはかなり本気(?)。お仕事は大変そうにゃ。僕はご主人を守るので手一杯にゃから、お父さんのお手伝いは出来ない、ってはっきり言った方がいいのかにゃあ。僕って結構、頼りにされているんにゃなあ。ご主人、少しは感謝してる?
(あのね、れおん君。私の花粉症は、君のお陰で悪化してるの!もともと猫アレルギーがあるのに、君が始終私の傍にいるから!少しは遠慮して離れていてくれない?花粉症の季節が終わるまで。そりゃあ、猫アレルギーの癖に猫飼っているあたいが悪いけど、君を今更捨てる訳には…。by飼い主)