みゃお。れおん猫にゃ。
大分暖かくなってきたにゃあ。僕は春が結構好きにゃ。ひなたぼっこでぬくぬく出来るし、鳥さん達は遊びに来てくれるし、僕の愚痴も聞いてくれるからにゃ。日頃お外に出ない僕の外界との接点は、網戸を閉められた窓にゃ。ひなたぼっこをしながらうとうとしていると、カラスさんや雀さんが世間話をしに来るにゃ。勿論僕の話題はご主人様にゃ。あーだこーだ、いろんな話を聞いてくれるんにゃけど、この間、ちょっと問題が起きたにゃ。ご主人とお母さんが道を歩いていたら、賑やかにお喋りしていた雀さん達がぴたりとお喋りを止めてご主人達をじっと見ているんにゃって。?と思いながらまた歩き出したご主人達の後ろから、今度はこそこそと、まるで「ほら、あれ。あの噂の…」って言っているような声。人間は普通猫語や雀語は理解不能にゃのに、ご主人とお母さんにはある程度判るみたい。帰ってくるなり「れおん君、悪口言っていたでしょ!」にゃって。覚えのある僕は、尻尾を垂らしてすごすご。そしたら、「あ、やっぱり。」って凄く怒ってるにゃ。ふにゃあ。ごめんなにゃい!そんなつもりにゃなかったにゃ。まさか雀さん達がそんな風に言っているにゃんて僕だって知らなかったにゃ。僕は愚痴をこぼしていただけにゃ。僕にだってストレスの捌け口は必要にゃ。だからそんにゃに怒らにゃいで!反省してるにゃ!
(あのね、れおん君。私、ヒドい猫イジメの飼い主って雀に言われたような気がするのよね。君、本当にそう思っているのかなあ?それに、あんまり有る事無い事言い触らさないでくれる?外を歩けなくなるでしょ!なんなら飼い主辞めるよ!by飼い主)