みぃ~。れおん猫にゃ。
僕は取り敢えず五日分のお薬を貰ってお医者さんから帰ってきたんにやけど、尻尾は垂れたまんまだし、食欲も無いんにゃ。いつも旗をたなびかせているように尻尾をぴんとさせて颯爽と歩いている僕にゃから、なんだかすごすごと意気消沈しているみたいに見えるんにゃって。お母さんは寂しがっているにゃ。お父さんたら「ほら、頑張れ」って尻尾を持ち上げるもんにゃから、僕、悲鳴を上げちゃったにゃ。痛い…。それでお父さんはご主人に目一杯怒られたにゃ。仕方にゃいよね。痛手を受けている僕をからかうからにゃ。お父さんもご主人には弱いんにゃ。僕は知っているにゃ。「やっぱり娘には弱いのよ。」ってお母さんも笑っていたにゃよ。でも、本当に年は取りたくにゃいにゃあ。足と腰を痛めるにゃんて年を取った証拠…にゃもんね。それに、ご主人たら、僕のこと名前で呼ばないで「おジジ」って呼ぶんにゃよ!ヒドいと思わない?ぐすん。