みゃお。朔太郎にゃ。
今年の冬は、変なお天気でびっくりしたにゃあよ。
あんなに雪が積もったのは何十年かぶりにゃんだって。
ご主人たら積もった雪に僕のことを立たせて喜んでいたよ。
白と黒のコントラストが面白いんにゃって。
僕の毛皮に付いた雪の結晶の形にも感動していたけどね。
まあ、所詮雪が珍しい人種にゃからしようがないのかな。
お母さんはもう雪はこりごりにゃんだって。
雪には良い思い出が一つもないから。
何があったのかは知らないけど、人間て大変なのかな。
僕たちよりずっと長く生きるものね。色々あるんだろうね。
でも、あんなに綺麗なものを楽しめないのは寂しいと思うよ。
僕は、寒くて冷たいのは苦手だけど、見ているだけなら雪も良いかも、って思っちゃう。
たまになら積もった雪でご主人と戯れるのも良いかな、なんてね。
猫の台詞じゃないか。
にゃんにゃん。