黒猫日記192

みゃお。朔太郎にゃ。
毎日お父さんから晩酌のおこぼれを貰っている僕たちにゃんだけど、この頃好き嫌いをするようになってきたんにゃ。
好きな物は一番がかにかま。
次に猫用のかにかま。
その次に煮浸しのモヤシ。
そしてかつおぶし、って続くにゃよ。
それから生のお魚、かなあ。
わりと焼き魚は食べないんにゃ。
背中の部分を少しだけ、かにゃ。
普通、お腹の部分とか内蔵の方が栄養があるから、猫としてはそちらを好むのが当たり前らしいんにゃけど。
まあ、近頃の猫はそうとも限らないにゃろうね。
猫は猫まんまを食べていた時代はもうかなり昔にゃものね。
猫まんまは鰹節のかかったご飯にお味噌汁をかけた物のはずだったよね。
おかかご飯のおにぎりはお母さんの好物だけど、僕たちは苦手なんにゃ。
不思議だよね。
猫は猫まんまが苦手だにゃんて。
笑える?
まあ、近頃の猫族は贅沢になっちゃった、てことなんにやろうね。
僕たちが好き嫌いをしても仕様がないよね。
お父さんもご主人も僕らには甘いんにゃ。
だから余計に好き嫌いをするようになっちゃうんにゃよね。
にゃんにゃん。