黒猫日記172

なあ。朔太郎にゃ。
凄い雪でびっくりしたにゃあよ。
このあたりであんなに降るのは珍しいし、迷惑だよね。
ご主人はでも、あんな雪の中を出かけて行ったんにゃよ。
全く物好きにゃよね。
つるのさん、とかがそんなに大事なのか知らん。
僕としては、おうちでぬくぬくしていた方がずっと良いと思うんにゃけどにゃ。
でも、地下鉄、とやらは雪には強かったにゃね。
おかげでご主人は無事に帰ってきたものね。
世の中うまく出来ているのかにゃあ。
そんな風だからお母さんの病院へは行けなかったんにゃよ。
お母さんは凄く心配していたんにゃって。
そして次の日には呆れられたって。
判る気がする…。
まあ、うちのご主人は訳が分からん、と言うことかにゃあ。