黒猫日記152

ちゃあお。朔太郎にゃ。
にゃんだかちび猫がおうちに居座るみたいにゃ。
四匹いたのが二匹になり、一匹になって、煩わしいのと鬱陶しいのとからやっと解放されるかにゃ、と期待していたんだけどにゃあ。
でも今回のちびは、やたらお父さんに気に入られているし、ご主人はお世話に一生懸命だから、もしかしたら、とは思っていたにゃ。
ちびには立派な名前が付いたみたいにゃし、可愛らしい首輪が付けられたし。
ご主人がよく言っているにゃ。「首輪がないとうちの猫じゃないんだよ。」
ってことは、首輪がついたちびはうちの猫、ってことにゃんだろうね。
にゃんか、ため息が出ちゃう。
にゃって、これから先ずっとご主人の愛情は僕一人のものじゃあなくなる、ってことでしょ?
にゃんだか、小さい、ってことはそれだけで得にゃのかも知れにゃいね。
可愛らしいもの。
僕ですら、舐めてあげたくにゃっちゃうんだよ。