黒猫日記135

うにゃん。朔太郎にゃ。
やっと春の兆しが見えてきたにゃあね。
お母さんの足が痛むので、この頃、お出かけ好きのお母さんとご主人は、遠出が出来なくて残念がっているんにゃ。
にゃんでもお母さんの足の血管が詰まっちゃっていて、放っておくと足が腐っちゃうらしい、ってことにゃ。
僕にだって結構大変そうだ、と思えるんにゃけど、当人は割とあっさりとしたものにゃ。
まあ、手術すればかなり改善するのが解っているかららしいんにゃけど、どういう神経しているんにゃろうね、あの人。
ご主人にも時々不可解に思えるらしくて、僕に「おかあはわからん。」て、こぼすこともあるんにゃよ。
でも普段は親子というより姉妹みたいだ、と言われているにゃ。
にゃ。それほど仲が良い、という訳にゃんだろうね。
僕には、そうやってお母さんにひっついて面倒を見ているご主人が、時々恨めしいんにゃよ。
僕の方が絶対、お母さんより構って欲しい、と思っていると確信しているからにゃ。
僕がそう主張するとご主人は、「さくにゃあを構っていても何の得にもならないけど、おかあだとおいしいんだよ。」って、真面目な顔をして言うんにゃ。
んにゃ~。ご主人の性格上、決してそれが本心だとは思えないんにゃけど、だとしたら僕はお母さんに負けているってこと?
にゃー!にゃー!う~、かなりショックかも…。