ふみぃ。朔太郎にゃ。
暖かいかと思うと寒くて、変な季節にゃね。
この時期毎年やってくる確定申告とやら言う恐いものをやっとかたずけて、お母さんもご主人も一安心。「これでやっと春を迎えられる。」にゃって。
お母さんが言うにはご主人は毎年この時期、物凄くナーバスになるんにゃって。そりゃああんだけの数字と睨めっこしていたら精神に異常をきたすのも解るような気がするにゃ。
ほんと、人間って色々と大変にゃね。
猫の僕は、というと、にゃんだかそわそわ。むずむず。
お母さんは「あら、さくにゃあもお年頃?彼女を探しに行きたい?」にゃって。
どうやら猫族には恋の季節にゃんだって。僕には初めての経験〓
でも内弁慶の僕。玄関から一歩しか出られにゃい…。
そうなの。ご主人が開けはなってくれる玄関のドア。
だけどそこから頭だけ出して躊躇。
一段下の段々のところまでしか行けにゃいの。
情けにゃい、っていわにゃいで。ご主人に抱っこされたままでも、お外は恐怖の固まりとしか思えにゃいんだ。
捨てられて、お外で暮らしていた時、いっぱい恐い思いをしたから…。
僕は好奇心が旺盛な方にゃけど、結構用心深い性格にゃんだ。
そう言うとご主人は笑うんにゃけど、お外の危険から守ってくれるのはご主人にゃから、許してあげるにゃ。
でも僕だって男にゃ。いつまでも守られてばかりじゃいないにゃ。
大きくなって大事なものは自分で守る。
にゃから、黒豹さんみたく大きく強くなるんにゃ。そして人間に化けられる化け猫さんになる!
夢は大きい方がいいって言うからね!にゃは!