ふみゃあ。れおん猫にゃ。このところ朝晩涼しくなってきて体が楽だと思わにゃい?
僕は昼間の暑い時間はいつも、ご主人の机の下でぶうぶうずに囲まれて寝ているんにゃ。ぶうぶうずっていうのは、ご主人が毎晩抱っこしているぬいぐるみのぶたさん達のことにゃ。ご主人がいなくて寂しい僕は、せめてご主人の匂いが染み着いたぶたさん達の間で寝ているにゃ。そうするとご主人が帰ってくるまで気が紛れるのにゃ。病み上がりの僕は、まだ尻尾があがらにゃいんにゃよ。尻尾の感覚がなくなっちゃったみたい。尻尾はリハビリが出来なかったからねえ、ってお母さんは同情してくれるんにゃけど、お父さんったら役に立たない尻尾は切っちゃうぞ、って脅すんにゃよ。まあ、笑いながらだから僕だって本気にはしにゃいけど、お酒の入ったお父さんはめんどいのにゃ。世の中のお父さん族ってみんなあんな風なのかにゃあ。お母さんに言わすとお父さんはむっつりスケベにゃんだって。ご主人は絶対お父さんみたいな人とは結婚しない、にゃんて言っているにゃ。大丈夫にゃょ、ご主人。僕がお嫁に貰ってあげるから。心配はいらにゃいからね。