にゃ。朔太郎にゃ。
うちの姫にゃあが6の字尻尾だってお話はしたよね?
だからこの間、不妊手術と一緒に尻尾も手術してもらったんにゃ。
曲がっているところから先を切ってもらったのにゃ。
曲がっているところに何かが引っかかって、痛い思いをするようなことがないとも限らない、ってお母さんもお父さんもご主人もとても心配したんにゃ。
それ程に見事に曲がっていたんにゃよ。
にゃから、姫にゃあの尻尾は今は拳一個分の長さになっているにゃ。
しばらくの間、その尻尾は、毛を剃られて先っぽを縫われた状態で、黒いウィンナーソーセージを連想させたにゃ。
今は毛がふさふさとして、可愛い尻尾になっているにゃ。
おうちの猫は代々尻尾の長い猫ばかりだったから、「ちょっと変わり種で可愛いかも。」っていうのがみんなの意見。
「もう、何かに引っかかる心配もないしね。」と安心もしているみんなにゃんだ。
余計な手術で痛い思いをした姫にゃあにはちょっと気の毒だったけど、引っかかった時のことを考えると、しようがないよね。
まあ、人間達の我が儘だと言えなくもないんにゃけど、それを言っちゃあお終いにゃからねえ。にゃあ。