なあご。朔太郎にゃ。
姫猫の手術が終わったのにゃ。
避妊手術と一緒に、のの字を書いて曲がっていた尻尾の手術もしたんにゃよ。
おかげで姫にゃあは満身創痍。
お洋服を着せられて、エリザベスカラーを付けられて、尻尾は包帯で包まれて、一泊二日で帰ってきたにゃよ。
最初は痛さの余りか、僕にまで唸っていたけど、お薬も効いてきて、だんだんいつもの姫にゃあになってきたにゃあよ。
良かった、良かった。
誰だって痛いのは辛いよね。
にゃから僕は、姫にゃあをそっとしておいてあげたんにゃ。
我ながらよい子だと思うよ。
にゃって姫にゃあは僕のお嫁さんなんにゃもの。
いつの間にか、男の本能、というか、そんな感じになって、既成事実が出来ちゃったんにゃ。
でも、去勢されている僕にゃから、子供は出来なかったんにゃ。
お父さんは少し残念だったみたい。
でも、ご主人はしばらくは猫の人口を増やす気はない、って。
猫好きのくせに猫アレルギーを持っているからにゃんだ。
ご主人も大変にゃんだよ。
にゃん。
