黒猫日記6

にゃん!朔太郎にゃ。

お母さんったら僕がおうちに来てから睡眠不足にゃんだって。原因は僕にゃんだ。僕はおこたの中で寝ているんにゃけど、空腹のあまり夜明けとともに目が覚めちゃうのにゃ。まだその頃は寒いから、にゃんとなく暖かいところを探すと、そこにはぬくぬくの毛布の中のお母さん。お母さんは僕のおいたにもあんまり怒らないで許してくれるから、つい、お母さんの枕元に行って「入れてちょーだい!」をしちゃうの。お母さんは毛布を持ち上げて僕を引っ張り込んでくれるんにゃけど、僕は注文の多い猫なんにゃ。お顔が毛布の外に出ていなくちゃイヤだし、高いところにいたいし。一番好きなのは人間の顔の上にゃの。寝ている人のおでことかほっぺとか、最悪、頭の上でもいいのにゃ。だから何度お母さんが肩の上で寝かせようとしても無理矢理お母さんのほっぺによじ登っちゃうの。そうするとお母さんはアレルギーが出ちゃってくしゃみと鼻づまりがひどくなって寝ていられなくなっちゃうんにゃ。それで仕方なく起きるんにゃけど、それが目覚ましの鳴る一時間も前にゃの。お母さんが

起きると僕は朝ご飯が貰えるものだと思い込んでいるから「朝ご飯ちょーだい!」って催促するでしょ。お母さんは僕が騒ぐとお父さん達に悪いから早めにご飯をくれるんにゃ。そうするとお母さんはもう寝られにゃい。よって睡眠不足、にゃんだって。そのあとお母さんはアレルギーでおめめが痒くて大変にゃんだって。大量の目薬を差しているよ。僕には悪気がないから、ってお母さんは笑うんにゃ。僕はちょっと反省するんにゃけど、夜になると忘れちゃうみたい。ごめんね、お母さん。ねえ、この癖って治らにゃいのかしら?誰か教えて。