にゃあ。れおん猫にゃ。
僕はとうとう身動きが不自由になってきたにゃ。ご飯も食べられないから、どんどん痩せて来ちゃっているし。ご主人もお母さんも、僕が弱っていく一方なのでもの凄く心配しているにゃ。ご飯がちょっとでも食べられるようにとスープ仕立てを混ぜ混ぜしてくれているにゃ。こうしてくれると割と食べられるにゃ。腰砕けになってよろよろとしか歩けにゃいから、トイレが間に合わなくて僕は今、紙おむつを漬けられているんにゃ。ちょっと他の人には見せられない姿にゃ。食べられるようになって体力が付けば外してもらえるはずだけど、これ、エリザベスカラーより情けないにゃ。「これじゃあ老人介護ならぬ老猫介護だ。」と言いながらご主人は僕のおむつを取り替えているにゃ。「れおんの介護をするためにヘルパー資格を取った訳じゃないのに。」って。僕だってそんなつもりはないにゃ。ご主人は嫁にするんにゃ!根性で治してやるにゃ!もうあの藪医者には頼らないにゃ!野生の力を見せるにゃ!僕はまた若い!