レオン猫の日記53

にゃん!
お母さんが帰って来たら、ご主人もご機嫌を直してくれて、やっと僕は許して貰えたにゃ!
ご主人の毛布で一緒に寝られるのは天国にゃ!僕はやっぱりご主人「命」の猫にゃんだにゃあ。
んにゃ訳で、夕べはご馳走だったにゃ。僕の大好きにゃお刺身!いつものようにお父さんが帰ってくるのを待っていたんにゃけど、僕のご飯の時間になってもお父さんは帰らないにゃ。仕方にゃいから、僕は先に猫パックを貰って食べたのにゃ。
やっとお父さんが帰ってきて晩ご飯が始まったんにゃけど、お父さんったら「お前のご飯は終わってるだろ!」って言って、僕にお刺身を分けてくれにゃいのにゃ。そりゃあ、食べたにゃ。お腹空いてたもんにゃ。にゃからと言って、大好きなお刺身を前にして「お預け」はにゃいでしょ!僕は必死で抗議したにゃ。でも、猫語の解らないお父さんには完全に無視されたにゃ。にぃ~。
僕は最後の手段に訴えたにゃ。良い猫のふり、必殺なつきまくり作戦にゃ。これにはお父さんも目尻を下げてにこにこ。僕はやっとお刺身にありつける事になったにゃ。でもその時。
「ぎゃあ、汚え!」
お父さんの叫びと共に、僕はお父さんのお膝から放り出されたにゃ。理由は…。さんざんお預けにされた僕の口から、夥しい量のヨダレが垂れて、お父さんの二の腕から手の甲までびしょびしょに濡らしていたにゃ。お父さんはカンカンに怒っちゃって、ご主人とお母さんは大笑い。結局、お母さんが宥めてくれて、僕はやっとお刺身にあり付けたにゃ。どーやら僕には、避難場所兼セーフティクッション役のお母さんの存在が不可欠にゃのかも知れにゃい、と思う僕にゃのでした。