レオン猫の日記49

にゃん。
僕が野良だった時の癖、ゴミ袋漁りを、僕は永遠に止められない、と判断したご主人は、徹底抗戦の構えに出たのにゃ。
まずは、ゴミバケツを生ゴミ用に一個買い足して、燃えるゴミと分別したのにゃ。この間まで一緒にゃったから、僕は気が向くと爪で引っ掻いて好きな食べ残しを漁る事が出来たのにゃ。
今思うと天国だったのにゃ。好きなだけ好きな時におやつが食べられたからにゃ。晩ご飯の猫パックを食べてから、朝ご飯のカリカリまで、お肉にお魚、たまに卵焼きやウインナー。バラエティに富んだメニューを楽しめたのにゃ。おいしかっにゃし。にゃのに…。
僕が変なものを食べると吐いちゃうからいけにゃいんだろうけど、おやつ無しは凄く淋しいにゃ。ゴミバケツの蓋の上には重しまで乗っかっているから、僕には絶対開けられにゃいし。ご主人は僕の楽しみを奪うのが趣味にゃのかにゃあ。ぐすん。
(あのね、レオン君。お医者様からダイエット命令が出ているの。それに、ゴミ袋を破られると、台所の掃除が大変なの。おまけに君が吐いた後始末は、非常に辛いの。朝の忙しい時に、いろいろやらかされるのはもうこりごり。私の苦労も理解しなさい。by飼い主)